11歳の女児を常習的に虐待した容疑で父親(32)と同居中の女(35)、その友人(36)が逮捕された事件で、入院中の女児が健康を取り戻しつつあることが21日、分かった。女児は11歳にもかかわらず身長は120センチ、体重は16キロしかなかったが、女児を保護している仁川延寿警察署によると、入院から1週間で体重は4キロほど増え、次第に明るさを取り戻しているという。
女児は今月12日、スーパーの近くをうろついているところを保護された。家に帰されると思ったのか、最初は警察に自宅の住所を尋ねられても答えなかった。だが、入院後に「帰りたくなければ家に戻さない」と言われ、ようやく虐待されていたことを打ち明けたという。女児は「家にいるとき、大人3人は出前を取って食べていたのに(私には)くれなかった。おなかが空きすぎて食べ残しを食べようとすれば『何でも食べようとする』と殴られた」と供述したとされる。
警察関係者は「最初はこちらを警戒している目つきだったが、今では写真を撮ろうと言うとピースサインをして笑うほど明るさを取り戻した。昨日(20日)は病院を訪れた警察官に『助けてくれてありがとうございます』と言って病室の人たちを涙ぐませた」と伝えた。
女児はあと2-3週間ほど入院し、その後は児童保護施設に移される見通しだ。警察は、8年前に離婚してから連絡が取れなくなっている女児の母親や母親側の親戚を探しているが、所在はつかめていない。
一方、女児の父親も幼少のころに親から虐待を受けていた可能性があることが、警察の調べで明らかになった。父親と同居している女が警察の調べに対し「子どものころに義父から虐待を受けたという話を聞いたことがある」と供述したのだ。だがこれについては、女児への虐待を正当化するための作り話だとする見方もある。