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高浜原発 再稼働認めれば翌日にも核燃料
12月23日 5時24分

高浜原発 再稼働認めれば翌日にも核燃料
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福井県が再稼働に同意した高浜原子力発電所について、ことし4月に出された再稼働を認めない仮処分の決定を巡る裁判所の判断が24日に示されます。この中で、再稼働が認められた場合、関西電力は翌25日にも3号機の原子炉に核燃料を入れ始める方針を固めました。
ことし2月に新しい規制基準の審査に合格した高浜原発3号機と4号機を巡っては、今月3日に地元高浜町が、22日に福井県が、それぞれ再稼働に同意し、関西電力が求めていた地元の同意は出そろいました。一方、検査が先行して始まった3号機はこれまでに新たに設置した重大事故対策の設備などの性能の検査を終え、原子炉に核燃料を入れることができる段階にきています。
しかし、ことし4月、福井地方裁判所が再稼働を認めない仮処分の決定を出し、再稼働できない状態が続いています。
これに対し、関西電力は異議を申し立てていて、その判断が24日に示される予定です。関西電力は、裁判所がことし4月の仮処分の決定を取り消して、事実上、再稼働を認める判断をした場合、翌25日にも157体の核燃料を3号機の原子炉に入れ始める方針を固めました。
一方、異議申し立てが退けられた場合は、燃料を入れる作業の開始は先送りされるとみられ、24日の裁判所の判断が注目されます。

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