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勇者に滅ぼされるだけの簡単なお仕事です 作者:天野ハザマ
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始まりの物語(書籍版1巻ダイジェスト)

書籍版1巻の発売に伴うダイジェストとして、新しく書き下ろした内容となります。
 神々の祝福を受けし世界、レムフィリア。
 魔王を滅ぼした勇者の伝説の残る世界。
 その地にある日、新たな魔王が降り立った。

 魔王ヴェルムドール。
「魔神」と呼ばれる存在によって異世界人「中島涼」を材料に造り出されたヴェルムドールが降り立ったその場所は、魔族の本拠地である「暗黒大陸」と呼ばれる場所の中でも特に神聖な場所、魔王城。
 ……ただし、前魔王が滅びてから百二十年程たった後である。
 故に魔王城は廃墟寸前、配下は魔神の用意した「メイドナイト」のイチカ一人。
 広い暗黒大陸は魔王気取りの魔族や最強の座を求める魔族達などの群雄割拠。
 財物その他はすでに勇者一向によって持ち去られ、資金も人材も何も無い。
 そんな状態で、いつか来るかもしれない「勇者」にどう対抗すればいいのか。
 そんなヴェルムドールをイチカは導き、魔人オルエルや新たなメイドナイト、ニノを加えながらヴェルムドールもその才覚を発揮し暗黒大陸を統一する。

 そうして完成したのは、ザダーク王国と名付けられた魔族の王国。
 魔王ヴェルムドールを中心に、四方将と四方軍をその配下に置く強力な王国が暗黒大陸に樹立された。
 経済政策と北方を担当する北方将、アルテジオ。
 採掘・鍛冶関連と南方を担当する南方将、ラクター。
 食糧政策と東方を担当する東方将、ファイネル。
 そして……魔族の「勇者」であり軍事の統括である西方将、サンクリード。

 強力な支配体制の下にザダーク王国を発展させていく中で、ヴェルムドールは「新たな勇者が攻め込んでくる理由」を潰す為に人類領域へと赴く事を決意する。

 ニノと共に「冒険者シオン」として人類領域の四大国家の一つ「聖アルトリス王国」に潜り込んだヴェルムドールは、人類側から見た「勇者と魔王の物語」、そして暗黒大陸に居ただけでは知る事の無かった事実を知っていく事になる。
 
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