大学入試センター試験に代わる新テストに導入される記述式問題について、文部科学省は22日、国語と数学で採用する案を公表した。従来のマークシート式と試験日を分け、採点に時間がかかる記述式部分を前倒しすることが検討されている。

 現在の中学1年生が受験する2020年度から、新たに「大学入学希望者学力評価テスト」(仮称)が始まる。マークシート式だけの現行と違い、記述式が加わるのが大きな変更点だ。解答の文字数は、最大300字程度とした。

 文科省は、国語と数学に記述式を採用する理由について、「高校生全員が学ぶから」と説明。特に国語については、学習範囲と試験の関係が比較的薄いとして優先させるという。