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欧州への難民や移民 100万人超える12月22日 21時05分
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IOM=国際移住機関は、ことし、中東などからヨーロッパに渡った難民や移民が100万人を超えたと発表し、紛争地の治安の悪化に歯止めがかからないなか、冬になっても続く難民や移民の流入に強い懸念を示しています。
スイスのジュネーブに本部を置くIOMは22日、中東やアフリカなどからヨーロッパに渡った難民や移民の数が、ことし、100万人を超えたと発表しました。
このうちおよそ半数は、内戦が長期化するシリアからの難民とみられ、いったんは周辺国のトルコやレバノンなどに逃れたものの、十分な食料や住居、それに仕事が得られないため、よりよい生活を求めて、ヨーロッパを目指す動きが続いているとしています。また、ヨーロッパに渡った難民や移民の80%以上にあたる、およそ82万人がボートなどで海を渡ってギリシャに入国したとしています。
IOMによりますと、21日には、ギリシャの沿岸警備隊が10件以上の出動要請を受けて難民や移民200人余りを救助するなど、海の天候が悪化する冬を迎えるなかも海を渡る人が絶えず、命の危険にさらされる事態が相次いでいるということです。
IOMは、流入が続くギリシャのエーゲ海の島々に引き続き職員を配置し、医療が必要な人々や子どもの支援に当たるとしていますが、紛争地の治安の悪化に歯止めがかからないなか、冬になっても続く難民や移民の流入に強い懸念を示しています。
このうちおよそ半数は、内戦が長期化するシリアからの難民とみられ、いったんは周辺国のトルコやレバノンなどに逃れたものの、十分な食料や住居、それに仕事が得られないため、よりよい生活を求めて、ヨーロッパを目指す動きが続いているとしています。また、ヨーロッパに渡った難民や移民の80%以上にあたる、およそ82万人がボートなどで海を渡ってギリシャに入国したとしています。
IOMによりますと、21日には、ギリシャの沿岸警備隊が10件以上の出動要請を受けて難民や移民200人余りを救助するなど、海の天候が悪化する冬を迎えるなかも海を渡る人が絶えず、命の危険にさらされる事態が相次いでいるということです。
IOMは、流入が続くギリシャのエーゲ海の島々に引き続き職員を配置し、医療が必要な人々や子どもの支援に当たるとしていますが、紛争地の治安の悪化に歯止めがかからないなか、冬になっても続く難民や移民の流入に強い懸念を示しています。