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米 7月~9月のGDP プラス2%で確定
12月23日 0時49分

アメリカのことし7月から9月までのGDP=国内総生産の確定値が発表され、住宅建設などは上向いたもののドル高の影響で輸出が伸び悩んだため、年率に換算した実質の伸び率は2%のプラス成長となり、これまでより僅かに下方修正されました。
アメリカ商務省は22日、最新の情報をもとにことし7月から9月までの第3・四半期のGDPの確定値を発表しました。
それによりますと、年率に換算した実質の伸び率は前の3か月に比べて2%のプラス成長となり、先月下旬に発表されたこれまでの2.1%のプラスから僅かに下方修正されました。
項目ごとに見ますと、住宅建設が7.3%から8.2%のプラスに、企業の設備投資も2.4%から2.6%のプラスにそれぞれ上向きました。
またGDPのおよそ7割を占める個人消費は3%のプラスと、まずまずの水準で変わりませんでした。
ただドル高の影響などで輸出が伸び悩み、0.9%から0.7%のプラスに下方修正されました。
アメリカ経済は、雇用の改善にともなって緩やかな回復が続き、中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、来年の成長率をことしを上回る2.4%程度のプラスと予測しています。
FRBは先週、7年間続けたゼロ金利政策を解除して利上げを始めましたが、経済の成長を損なうことなく、徐々に金利を引き上げていけるかどうかが来年の焦点となります。

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