現行の大学入試センター試験に替えて2020年度から実施予定の「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」について、文部科学省は22日、新たに導入する記述式問題のイメージ例を有識者会議に示した。
「国語」の3問と「数学I」の1問で、答えを出すまでの過程や論理構成力を測る内容。回答形式は、1問当たり最大300字程度とし、盛り込むべき要素をあらかじめ指定することなどを提案した。
文科省は記述式問題について、国語と数学の必修科目から先行導入することや、採点期間や試験時間を確保するためマークシートと別日程で行うことの検討も、同会議に求めた。
記述式問題は、受験生の思考力や判断力、表現力の評価を目的とする。提示された国語の問題例は、複数のグラフを基に論理を組み立てさせたり、新聞記事の内容と自分の考えを合わせて論述させたりする内容。数学では、回答に至る式を答えさせ、思考過程を判定する。
マークシート方式のセンター試験は、問題の選択肢の言い回しから答えを絞り込めてしまうなど、思考過程を含む総合的な力を測るには課題があると指摘されている。新テストでもマークシート方式は継続するが、選択肢の組み合わせで複数の解答が成立する「連動型複数選択問題」の導入など、出題形式を見直すとした。
有識者会議は、新テストの難易度や実施方式などについて、今年度中に方向性をまとめる。より実際の内容に近い問題例は16年度中に公表される。国語、数学以外の他教科への拡大や長文記述回答の導入は24年度以降の見通し。
民間試験の活用が決まっている英語は、大学入試センターに替わる新テスト実施主体の基準に沿って、民間業者が作問や採点を行う方式を検討。英文エッセーの執筆や、聞き取り内容に対する意見表明などで「読む・聞く・話す・書く」の4技能を測る。
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