京都に妹が来た。
妹が来る前日、そして当日の午前は胃腸炎でダウンし、大学の授業は自主休講して、灰羽連盟を見てずっと泣いてた。
なんとか気分を持ち直して授業に出ると、自分のせいで音声が取れなかったなどと文句をいう輩が出てくる始末だ。
もうこの学部では自分は嫌われるので、出て行けるなら出るべきだろう。自分は大抵どこでも嫌われるから、他の学部でも同じだろうが座学中心なだけマシだ。
妹の顔は変わっていないはずなのに。
顔が綺麗なのである。白い肌で、小顔で、穢れていない肌で、ヘアアイロンでストレートになる髪質だ。
身長は少し低いが、ヒールを履けば大学で歩いている僕にセックスをさせない女と同程度になる。
目は一重だけど、こんなもの整形すれば一発解決だ。
何よりも顔が薄いので化粧ののりが良さそうだ。
妹の顔を見ていない間、自分は大学で散々と酷い扱いをうける醜女を集中して見ていた。
自分も性的魅力が無くて醜い。妹との共通点は一重まぶただけで、とにかく汚い。
妹は容姿がいい。
嫉妬で狂いそうだ。