韓国と北朝鮮 平均寿命の差に大きな開き

【世宗聯合ニュース】韓国と北朝鮮の平均寿命に12歳ほど差があることが分かった。
 韓国統計庁の「2015北韓(北朝鮮)の主要統計指標」によると、今年の韓国の平均寿命は男性が78.2歳、女性が85.0歳、北朝鮮は男性が66.0歳、女性が72.7歳で、南北の差は男性が12.2歳、女性が12.3歳だった。

 40年後の2055年には韓国男性の平均寿命が85.9歳、北朝鮮男性が71.4歳にそれぞれ延びるが、南北の差は14.5歳に拡大すると予想される。女性も韓国が89.8歳、北朝鮮が77.9歳に延びるが、その差は11.9歳に縮まる見込みだ。

 南北の平均寿命に開きがあるのは乳児の死亡率に差があるため。今年の北朝鮮の乳児死亡率は1000人当たり22.0人で韓国(2.9人)の7.6倍に上る。2055年の北朝鮮の乳児死亡率は7.1人に減少するが韓国(0.6人)に比べ高いと予想される。

 人口は、韓国は男性が女性よりやや多く、北朝鮮は女性が多い。

 女性100人当たりの男性数を示す性比は、昨年、韓国が100.1人、北朝鮮が95.3人だった。100を下回ると女性が男性より多いことを意味する。

 韓国の人口は男性2522万人、女性2520万4000人。北朝鮮は男性が1203万2000人、女性が1263万人に上る。

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