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光文社古典新訳文庫の無料ガイド+購入した本

小説・書籍

光文社古典新訳文庫で何を読む?

2015年12月22日現在、各電子書籍ストアで光文社古典新訳文庫の半額セールを開催中です。「こうぶんしゃこてんしんやくぶんこってなーに?」という方は 

こんな感じの表紙イラストをご覧になると、「ああ、あれ!」と思い至る方も多いのではないでしょうか。古典や既存の翻訳書籍を読みやすい新訳で出版しているシリーズです。

 

そして半額セールと言えばついつい買わずにはいられないのが人の性(笑)。私もせっかくなので何か読んでみようと思ってラインナップを眺めたのですが、 「罪と罰」「純粋理性批判」から「秘密の花園」「クリスマス・キャロル」まで幅広いジャンル。何か読みたいけど何読んでいいかわからない感じに。

 

そんな私と同じような方に、光文社古典新訳文庫で参考にして欲しいのがこちら。 

光文社古典新訳文庫・駒井稔編集長が熱く推奨する「今こそ読まれるべき古典」79冊

光文社古典新訳文庫・駒井稔編集長が熱く推奨する「今こそ読まれるべき古典」79冊

 

光文社古典文庫おすすめの79冊を紹介した無料ガイドブックです。

  • 簡単に読める作品からスタート ~短篇文学
  • 8歳から80歳の子どもたちへ ~児童文学
  • いにしえから続く官能の世界 ~不倫・恋愛文学
  • 知る人ぞ知る名著1 ~アジア文学
  • 知る人ぞ知る名著2 ~ラテン文学
  • 亀山郁夫訳で読む ~ドストエフスキー作品集
  • 最後まで読んだ者にしか到達できない境地 …長編小説の醍醐味
  • 翻訳家・土屋京子さんのアメリカ児童文学「3部作」
  • 日本の読者にほとんど読まれていないことが本当に惜しい3冊
  • 考えるベースを作る本 ~編集長がすすめる11冊
  • 世界文学をもっとよく知るために

といった全11章で、計79冊の書籍が簡単なあらすじとコメントで紹介されています。0円なので、光文社古典文庫に興味を持たれた方はまずはこちらから目を通されてはいかがでしょうか。

 

購入した本

というわけで上記も参考にしつつ買った本など。まだいずれもまだ読みかけなので感想を書けないのは恐縮なのですがご容赦を。なお書籍紹介はAmazonより。

 

ブッツァーティ「神を見た犬」

モノトーンで哀切きわまりない孤高の美の世界を描きながら、人が無意識のうちに心の奥底に抱えている心象風景を類まれな感性で捉えて容赦なく突きつける、イタリアの奇想作家ブッツァーティの代表的短篇集。とつぜん出現した謎の犬におびえる人々を描く表題作、老いた山賊の首領が手下にも見放され、たった一人で戦いを挑む「護送大隊襲撃」、そして幻の傑作と謳われる「戦艦《死》」など22篇を収録。

イタリアの作家・ブッツァーティによる短編集。こちらは序盤の数話を読みましたが、不思議な話の中にどこか寓話的な要素があり、なかなかおもしろい。後半収録の「神を見た犬」を読むのが楽しみ。

 

モーム「月と六ペンス」

新進作家の「私」は、知り合いのストリックランド夫人が催した晩餐会で株式仲買人をしている彼女の夫を紹介される。特別な印象のない人物だったが、ある日突然、女とパリへ出奔したという噂を聞く。夫人の依頼により、海を渡って彼を見つけ出しはしたのだが……。創造の悪魔に憑かれた男ゴーギャンをモデルに、最期まで絵筆を手放さなかった男の執念と情熱を描く、20世紀の大ベストセラー小説を決定訳で。

こちらは「79冊」には含まれていないのですが、以前から気になっていた小説。何とも意味ありげなタイトルに惹かれます。

 

ブラックウッド「秘書綺譚~ブラックウッド幻想怪奇傑作集~」

夜中の3時、正装した紳士が自分の部屋に立っていたら……。古典的幽霊譚である「空家」、「約束」、吸血鬼と千里眼がモチーフの「転移」、美しくも奇妙な妖精話「小鬼のコレクション」、詩的幻想の結晶「野火」ほか、名高い主人公ジム・ショートハウス物を全篇収める。芥川龍之介、江戸川乱歩が絶賛したイギリスを代表する怪奇小説作家の傑作短篇集。「恐怖の王道」ここに降臨す!

試し読みして読みやすそうだったので購入。こういう「怪奇短編小説」って好きなんですよね。芥川・乱歩が絶賛したとのことですが、いかがなものでしょうか。

 

まとめ

以上、光文社古典新訳文庫で参考にしたい無料本と、購入した長編小説1つ・短編集2つのご紹介でした。まださわりしか読んでいませんが、いずれの本も確かに読みやすいですね。年末・年始と慌ただしくなりますが、移動の折・またはコタツの中でちびちびと楽しみたいと思います。

 

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