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米企業 切り離したロケット 地上に着陸成功
12月22日 16時56分

アメリカの宇宙開発のベンチャー企業「スペースX」が、現在は使い捨てとなっているロケットの再利用を目指して、衛星を載せて打ち上げたあとに、上空で切り離したロケットを地上に着陸させることに初めて成功させ、注目を集めています。
アメリカのベンチャー企業「スペースX」は、ロケットの打ち上げコストの削減を目指して、通常は打ち上げられたあと海に放棄されるロケットを回収して再利用できるよう、ロケットのエンジンを噴射させて着陸させる実験を繰り返しています。
スペースXは21日、アメリカ南部フロリダ州にある空軍基地から11個の衛星を載せたロケット「ファルコン9」を打ち上げた際、ロケットの着陸実験を行いました。映像では、ロケットは、上空で切り離されたあと、打ち上げから10分後オレンジ色のせん光に包まれながら、地上に設けられた着陸地点のほぼ中央に近づき、倒れることなく着陸に成功しました。スペースXは、ことし1月と4月に海上の船に着陸させる実験を行いましたが、いずれも失敗していて、着陸が確認されると、関係者から大きな歓声が上がっていました。
ロケットを地上に着陸させる実験は、別のアメリカの企業が先月、成功させていますが、実際に衛星を乗せて打ち上げたロケットの着陸に成功するのは、今回が初めてで、ロケットの打ち上げコストの削減に結びつくのか、今後の進展に注目が集まっています。

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