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テロ対策の中心「SAT」の合同訓練を初公開
12月22日 16時31分

サミット=主要国首脳会議、「伊勢志摩サミット」を来年に控え、警察庁はテロ対策の中心となる、警視庁と神奈川県警の特殊部隊「SAT」の合同訓練を初めて公開しました。
「SAT」はテロやハイジャックなどの制圧に当たる特殊部隊で、警視庁をはじめ、大阪や神奈川など8つの都道府県の警察本部に配備され、隊員は合わせておよそ300人です。
警察庁は三重県で開催される「伊勢志摩サミット」を来年5月に控え、警視庁と神奈川県警の「SAT」の合同訓練を初めて公開しました。
訓練は、テロリストが銃を乱射しているという想定で行われ、サブマシンガンを持った隊員たちが、せん光弾を投げてテロリストの目をくらませながら少しずつ近づいていました。また、人質を取って建物に立てこもったテロリストが銃を乱射しながら出てきたところを、隊員が100メートルほど離れた場所から狙撃し、建物に突入する訓練も行われました。
訓練には河野国家公安委員長が視察に訪れ、「フランスのパリのようなテロが起きた時には、『SAT』が最前線で制圧しなければならないが、非常に高度な訓練をしっかりとやってくれている」と述べました。
警察庁は、「伊勢志摩サミット」に合わせて国内でテロが起きる可能性も否定できないとして、会場予定地だけでなく、東京など都市部でも警戒を強めていて、「SAT」の訓練を積み重ねるなど、テロ対策に取り組むことにしています。

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