鹿児島で鳥インフル陽性のナベヅル見つかる 高病原性か検査
2015年12月21日22時20分 スポーツ報知
鹿児島県は21日、出水市で死んだナベヅル1羽が見つかり、遺伝子検査で鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。高病原性かどうか調べるため、鹿児島大で確定検査を実施している。数日で最終結果が出る見込み。国内最大のツルの越冬地である同市で鳥インフルエンザの陽性反応が確認されるのは、この冬初めて。
国は21日、発見場所から半径10キロ圏を野鳥監視重点区域に指定した。県は22日から、区域内の約130の養鶏農場に症状の有無などの聞き取り調査をする。
県によると、保護監視員が19日、出水市の水田で死んだ野生のナベヅルを発見。簡易検査では陰性だったが、遺伝子検査で陽性反応が出た。
出水市では、2014~15年の冬も鳥インフルエンザに感染したツルやカモが大量に見つかり、うち7羽とねぐらの水から高病原性鳥インフルエンザウイルスを検出した。