歴史勉強会が初会合 議員60人参加
自民党は22日午前、日本の近現代の歴史を幅広く検証する安倍晋三総裁(首相)の直属組織「歴史を学び未来を考える本部」の初会合を開いた。本部長の谷垣禎一幹事長は「政治家が歴史をろくに勉強せずに『歴史、近現代史教育を振興せよ』と言ってはいけないだろうということが一番基本にある。まずは我々が謙虚に歴史学の成果を学ぶことが極めて大事だ」と語った。
同本部は結党60年を迎えた先月に発足した。初回は党所属の国会議員約60人が参加し、会合の進め方などを確認した。今後月1〜2回のペースで開き、テーマごとに有識者らを講師として招いて意見交換する勉強会形式を取る。報告書などはまとめない方針。【中島和哉】