2015-11-11 18:00:00
もうボクが何時にブログを更新するか、
わかってるみたいだね。
毎日その時間になるのを楽しみにしてくれている人がいるって
スタッフから聞いたよ。
事務所の仲間もチェックしてくれてて
読んでくれてるみたい。
最初の頃にレンが
このブログはミステリアスさがウリって言ってたけど、
ボクのはあまりミステリアスじゃないね。
でも、そのわかりやすさが多くの人に
親しまれているんだと思うと、こういうのも悪くないって思う。
それに同じ時間に更新していると
時の移り変わりがわかるんだ。
太陽が沈む時間の変化や、
気温が日々下がっていくこととか。
でもアイレスは館からほとんど外に出ない。
館は光が閉ざされていて薄暗い。
そこではまるで、時間が止まったように感じる。
館のシーンはセットで撮影が行われたんだけど、
撮影でいるだけでそんな感覚に襲われたよ。
そんな時は気分転換を兼ねて、
セットにたくさん置かれていた薔薇を眺めることにしてた。
アイレスとウォーレンの館には温室があって
美しい薔薇が咲き誇っているんだ。
だからセットの中は
いつも薔薇の甘い香りに包まれていた。
アイレスも時が止まった空間で薔薇を見つめ、
時の移り変わりを感じていたのかなって思ったよ。
美しく咲き、そしていずれ枯れゆく存在。
彼にとっては奇跡のように感じられ、
愛でる対象だったんじゃないかってね。
誰しも手に入らないものを欲し、憧れる。
それはアイレスも変わらないんだって思うと、
彼のことが少しだけ理解できたような気がしたよ。
それが演技にも反映されているといいんだけど。
じゃあ、今日はここまで。
次に会えるのを楽しみにしてるよ。