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富山羽田便 減便も 知事「1日6往復は困難」
全日空社長に維持要望石井隆一知事は二十一日、東京の全日本空輸本社で篠辺修社長に富山−羽田便の便数を極力維持するよう要望した。石井知事は要望後の取材に、来夏ダイヤで現状の一日六往復体制を維持するのは困難との見通しを示した上で、「(減便が続く)負のスパイラルを避けるため、何らかの再構築を図らなければならない」と語った。(豊田直也) 石井知事は「社長から何便減らすという話は出なかったが、実務交渉では『二便以上減便せざるを得ない』という厳しい話も出ている」と明かし、「率直に言って現状維持は相当厳しい」と感触を述べた。篠辺社長からは「客観情勢は大変厳しい。安定的に路線を維持するためにどうするべきかをあらためて考えさせてほしい」と伝えられたという。 全日空は、羽田便の便数維持に向け、特割以上の運賃水準で一カ月あたり一万五百席以上の上積みが必要だと提示していたが、県によると、達成率は四割程度だった。 この日は、石井知事が篠辺社長に要望書を手渡し、羽田便の乗り継ぎの利便性向上や一部便での中型機利用などを依頼した。冒頭以外は非公開だったが、九州や那覇の新規路線開拓も求め、篠辺社長から「チャーター便をなんとかできないか検討する」と返答を得たという。 PR情報
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