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中国 深さ10m超の土砂に阻まれ捜索難航
12月22日 5時00分

中国 深さ10m超の土砂に阻まれ捜索難航
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中国南部の広東省で20日に起きた大量の土砂の崩落では、16人がけがをしたほか、85人と連絡が取れないままで、捜索活動は夜を徹して続けられていますが、最も深いところで10メートルを超える土砂に阻まれて難航しています。
中国南部、広東省深※センの工業団地では20日、崩れ落ちた大量の土砂が東京ドーム8個分余りにあたる、およそ38万平方メートルの広い範囲に押し寄せ、工場を含む33棟の建物が埋まるなどの被害が出ました。
国営の新華社通信によりますと、これまでに16人がけがをしたほか、85人と連絡が取れないままで、軍や警察など3000人近くが夜を徹して捜索を続けています。
現場ではショベルカーを使って土砂を掘り起こしたり、倒壊した建物に穴を開けたりしていますが、最も深いところで10メートルを超える土砂に阻まれて、捜索活動は難航しています。
一方、土砂が崩落した原因を巡っては、現場近くに積み上げられていた大量の残土の管理に問題があったという見方が強まっていて、国営メディアは複数の政府機関が合同で調査を行う方針だと伝えています。ただ、現場付近の住民からは、かねてから地元政府に対し、危険だとして改善を申し入れていたものの、そのまま放置されていたという批判が出ていて、今後、政府の監督責任などを追及する声が高まることも予想されます。
※センは土ヘンに川。

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