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笹子トンネル事故 民事裁判きょう判決12月22日 4時03分
中央自動車道の笹子トンネルで起きた天井板の崩落事故で、亡くなった5人の遺族が中日本高速道路などを訴えた裁判の判決が22日、横浜地方裁判所で言い渡されます。会社側の過失について裁判所がどのように判断するか注目されます。
この裁判は、3年前の平成24年12月、中央自動車道の笹子トンネルで起きた天井板の崩落事故で、亡くなった9人のうち、東京都内のシェアハウスに住んでいた20代の男女5人の遺族が、「事故前の点検が不十分だった」などとしてトンネルを管理する「中日本高速道路」と安全点検を行う子会社の「中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京」に合わせて9億1000万円余りの損害賠償を求めているものです。
これまでの裁判で遺族は、「事故の3か月前の点検で、天井板を固定していたトンネル上部のボルトについてハンマーでたたいて異常がないか確認する打音検査を行うなど十分な点検をしていれば、不具合が分かり事故を防ぐことができた」などと主張しました。
一方、中日本高速道路などは、「3か月前の点検は会社の要領に沿って行った。打音検査などを行っても不具合は見つけられず、事故を予測することはできなかった」などとして、会社側に過失はなかったと反論しました。
判決は22日午後1時半から、横浜地方裁判所で言い渡される予定で、会社側の過失について裁判所がどのように判断するか注目されます。
笹子トンネルの事故を巡っては、山梨県警察本部が会社の捜索を行ったり、関係者から事情を聞いたりするなどして、業務上過失致死傷の疑いでの立件に向けて捜査を進めています。
これまでの裁判で遺族は、「事故の3か月前の点検で、天井板を固定していたトンネル上部のボルトについてハンマーでたたいて異常がないか確認する打音検査を行うなど十分な点検をしていれば、不具合が分かり事故を防ぐことができた」などと主張しました。
一方、中日本高速道路などは、「3か月前の点検は会社の要領に沿って行った。打音検査などを行っても不具合は見つけられず、事故を予測することはできなかった」などとして、会社側に過失はなかったと反論しました。
判決は22日午後1時半から、横浜地方裁判所で言い渡される予定で、会社側の過失について裁判所がどのように判断するか注目されます。
笹子トンネルの事故を巡っては、山梨県警察本部が会社の捜索を行ったり、関係者から事情を聞いたりするなどして、業務上過失致死傷の疑いでの立件に向けて捜査を進めています。