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“ナッツ姫”への損害賠償を却下 乗務員による訴えで米地裁、韓国報道
聯合ニュースは21日、昨年12月に大韓航空機内で同社前副社長の趙顕娥被告が女性乗務員のナッツの出し方に怒り機体を引き返させた事件で、この乗務員が同社と趙被告を相手に事件が起きた米ニューヨーク州の地裁に損害賠償を求めた訴えが却下されていたと報じた。
乗務員は趙被告の暴言、暴行により精神的苦痛を受けたとして3月に提訴。地裁は「当事者が韓国人で関連資料も韓国語だ」として、米国での裁判は不適当と訴えた趙氏側の主張を支持した。
趙被告は韓国で、航空保安法違反罪などで起訴され、一審で実刑判決を受けた。二審で執行猶予付き判決となり釈放、検察側が上告している。(共同)