太地捕鯨文化を日本遺産に
和歌山県、登録目指す
2015年12月21日 19時17分
和歌山県の仁坂吉伸知事は21日、同県太地町のイルカ追い込み漁を含む捕鯨文化について、特色ある文化財を地域ごとに選ぶ「日本遺産」への登録を目指すと発表した。本年度中にも文化庁に申請する。
県観光振興課によると、対象は太地町を中心とした捕鯨と捕鯨にまつわるクジラ文化。商業捕鯨が根付いた経緯を、地元に伝わる「鯨踊り」などの文化財とともに紹介する内容で検討している。
仁坂知事は「これこそがわれわれのクジラ文化だと見せるようにしないといけない。日本遺産として認められ、太地町を中心とする人々のなりわいであることを示したい」と強調した。