年末ってこんな忙しいもんなんだな。

 俺以外の先輩は、いつもの倍以上の量の仕事を抱え、 ひーひー言ってた。

 ひとり戦力にならんのがいる分、先輩たちにかかる負担が昨年より大きくなっていることは間違いない。

 
 一方、俺は、黙々と、「不安案件2」の書類作成をしていた。「次から次に」あるいは同時進行でいくつもの仕事をしている先輩と違って、俺はマイペースにこの仕事にかかりきりだった。

 もちろん、そこまで時間をかけて、通常人の1時間ほどの作業しかしてないと思う。

 同じ道路を掘っては埋めを繰り返す予算消化のための無駄な工事のような効率悪いことをやってた。


 なんとか通常人の何倍もの時間をかけて、書類を一応作った。


 明日、仏先生が俺の作った書類をもって押印をもらいにいく。

 
 今日は、何事もなく静かに時間がすぎ、書類を渡すと仏先生は「ご苦労さん」とねぎらってくれた。


 が、明日が怖い。


 こうなる予感がする。


 ・・・・・・・

  電話がかかってくる。

 仏先生:「今、○○(依頼者のところ)にいるんだけど、これこれの書類がないじゃない!!」

  俺(青ざめた顔で):あ!、す、すいません・・・・それ作るの忘れてました・・・・

 仏先生:「忘れてましたじゃないよ!!!!!!!!! どうするの!!!!!!! 今日押印もらえないじゃない!!!!!!!!!!!!」

 俺:(泣きそうな情けない声出して)「すいません・・・・」


 仏先生:「『すいません、すいませんって、あなた、それで済む話しじゃないんだよ!!!!!!!!!」


 その後、俺のミスの尻ぬぐいのため、事務所で大ドタバタ劇が展開される・・・・

 
 萎縮しきった俺は、さらにミスを連発・・・・
 
  


  そういうことになりそうで怖い。 

 ドラゴンボールZ第103話のタイトルに、「哀れフリーザ! 震えだしたら止まらない!!」
というのがある。

  これを見て思った。

 今の仕事の状況にぴったりなタイトル。

 「哀れ雑魚! 萎縮しだしたら止まらない!!」 


 


 
 少し前までは、ツッパリアニメを流していたが、最近は「古畑任三郎」を流してることが多い。

 古畑任三郎も、きん肉マン、ドラゴンボールとともに、飯を食う時などに、繰り返し「かけていた」(「見ていた」ではない)番組のひとつだ。

 別に古畑任三郎が好きとか、マニアとか、熱く語れるというわけではない。このドラマについて語りたいことなど何もない。


 ただ、犯罪をおかし、「取り返しのつかないことになって」転落していく犯人を見てると心が和むのだ。


 学生時代から、何度も、殺人を犯す前のシーンと殺人直後で、早送り・巻き戻しを繰り返し、

殺人を犯す前のシーンでは、「この時はまだ引き返せた。すべてを失わずに済んだんだな・・・」

殺人を犯した直後のシーンでは、「あ~あ、やっちゃった・・・もう取り返しがつかないんだな・・・」 

 と思うのが好きだった。

 
 犯人が自宅など一人でいる時に流れる陰鬱なBGMが、今の俺にすごく合ってる。


 ところで、一度旧ブログで紹介したことがあるのだが、古畑任三郎の、この話の犯人のような人間は、
シホショの仕事無理だね。

 そして、俺はまさにこのタイプなのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 どんなに注意しても、どうしてもどこか抜ける。

 完全に自信喪失してて辛い。


 

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