<安保法>廃止求め仙台で学生ら300人デモ
安全保障関連法が成立して3カ月となった19日、同法の廃止を求める集会とデモが仙台市内で繰り広げられ、市民ら約300人が集まった。
青葉区国分町の公園で開かれた集会には大学生グループ「SEALDs TOHOKU(シールズ東北)」「安保関連法に反対するママの会宮城」など複数の市民団体が参加した。
参加した主婦吉田美智子さん(35)=青葉区=は「家事で忙しいが、各地のママたちと一丸となり声を上げていく」と力を込めた。
集会後は青葉区一番町の商店街をデモ行進し、「戦争法は廃止」とシュプレヒコールを上げた。集会を呼び掛けた「19日行動市民連絡会」の真喜志淳代表は「安保法廃止を諦めず、アピールを続ける」と話した。
東京と大阪の中心部でも高校生らのグループがデモを行い、「あの日を忘れない」「戦争反対」と訴えた。東京のデモに福島県から参加した高校3年の女子生徒は「今までよりテロや戦争に近づくことは目に見えている」と主張した。
集団的自衛権行使を可能にする安保関連法は9月19日未明の参院本会議で、自民、公明両党などの賛成多数で可決され、成立した。
2015年12月20日日曜日