シンガポール海峡で貨物船沈没 ６人行方不明

12月17日 23時37分

世界各国の船が行き交うシンガポール海峡で、貨物船がタンカーと衝突して沈没し、フィリピン人など乗組員６人の行方が分からなくなっています。

シンガポール海峡で、１６日夜、デンマークの船会社が運航する鋼板を積んだ貨物船が、ノルウェーの会社が所有するタンカーと衝突して沈没しました。現地からの映像では、貨物船の船体のほとんどが水没して、船首だけが海面の上にのぞいている様子が確認できます。
シンガポールとインドネシアの海事当局によりますと、貨物船の乗組員１２人のうち６人は救助されましたが、フィリピン人４人とウクライナ人２人の合わせて６人の行方が分からなくなっているということです。
地元の海事当局などは６人の捜索を続けるとともに、当時の状況を調べています。
現場はインドネシアのバタム島の北西１１キロの海域で、世界各国の商用船などが行き交う重要な航路となっています。