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ヨルダン副首相 IS壊滅には中東の紛争解決を12月17日 22時40分
過激派組織IS=イスラミックステートへの空爆作戦に参加しているヨルダンのジュデ副首相は、ISの壊滅には、軍事面だけでなく、中東地域で起きている紛争の解決に国際社会が取り組む必要があるという考えを示しました。
シリア難民の支援について日本政府と協議するため来日したヨルダンのジュデ副首相兼外相は、17日、都内で会見を行いました。
この中で、ことし、後藤健二さんと湯川遥菜さん、それにヨルダン軍のパイロットが過激派組織ISによって殺害された事件を振り返り、「この悲惨な事件で、日本とヨルダンは肩を並べて協力し合った」と述べ、ISと交渉に当たったヨルダンと日本は関係がより強固になったという認識を示しました。
そのうえで、ヨルダンが参加している有志連合によるISへの空爆について、「軍事面とイデオロギーの面で戦うだけでなく、テロや過激主義の温床となっている未解決の紛争を終わらせなければならない」と述べ、ISを抑え込むためには、中東地域で起きている紛争の解決に国際社会が取り組む必要があるという考えを示しました。
そして、シリアの内戦の終結に向けて先月、関係国が合意した和平案で、アサド大統領の退陣を巡り欧米とロシアが対立していることについて、「成果を出したいのであれば、いかなる前提条件も設定してはならない」と述べ、アサド大統領の退陣を前提条件にせず、和平案を前進させるべきだという立場を強調しました。
この中で、ことし、後藤健二さんと湯川遥菜さん、それにヨルダン軍のパイロットが過激派組織ISによって殺害された事件を振り返り、「この悲惨な事件で、日本とヨルダンは肩を並べて協力し合った」と述べ、ISと交渉に当たったヨルダンと日本は関係がより強固になったという認識を示しました。
そのうえで、ヨルダンが参加している有志連合によるISへの空爆について、「軍事面とイデオロギーの面で戦うだけでなく、テロや過激主義の温床となっている未解決の紛争を終わらせなければならない」と述べ、ISを抑え込むためには、中東地域で起きている紛争の解決に国際社会が取り組む必要があるという考えを示しました。
そして、シリアの内戦の終結に向けて先月、関係国が合意した和平案で、アサド大統領の退陣を巡り欧米とロシアが対立していることについて、「成果を出したいのであれば、いかなる前提条件も設定してはならない」と述べ、アサド大統領の退陣を前提条件にせず、和平案を前進させるべきだという立場を強調しました。