「どうしたぁ?下屋?」
「鴻鳥先生大変です!!色白おばけが息をしてません!!コード・ブルーを宣言しました。」
「な、なんだって?なんでこんなことに?」
「どうやら先日書いた記事
www.fair-skinned-monster.com
というしょぼい記事を書いたようです。」
「しょぼい?いつものことじゃないか。」
「それで
hidamarinonakade.hatenablog.com
という言及をもらったようです。」
「で?」
「いや、『CSS初心者』ってのにショックを受けたようで・・・」
「え?『初心者』に『初心者』と言って何がいけないんだ?」
「あ、どうやら色白おばけはこう見えてもIT業界に26年ほどいるようです。しかもWEB系のシステムもやっているようです。」
「100年やろうが『初心者』は『初心者』だろ。なにも間違ってない。」
「そうなんですが・・・本人は『できない』んじゃなく『歳で集中力が持たず途中で、いやになっただけ』と思っているようです。」
「う~ん『初心者は初心者』だから。そんなことより、助けるよぉ、赤ちゃんもお母さんも・・・ん?これお腹、大きいから妊婦さんかと思ったらおっさんじゃないか。僕は産科医なんで無理・・・なんでこんなお腹デカいんだ?」
「せ、先生・・・」
「仕方ない、ここはあいつらに頼るしかない。あいつらに。」
「仕方ない、ここはあいつらに頼るしかない。あいつらに。」
「待たせたな。鴻鳥。」
「やっと来てくれたんですね、朝田先生。」
「安心しろ俺たちチームドラゴンが来たからには患者は絶対助ける。で、原因はなんだ?」
「『CSS初心者』と言われたことによる急性心不全かと。」
「よし、あとは任せろ、荒瀬、麻酔頼む。」
「はぁ~いお立ち台~。」
「伊集院、お前は第一助手だ。」
「はい朝田先生。」
「よし、始めるぞ・・・荒瀬どうした・・・おい荒瀬。」
「お、おかしい見ただけで体重がわかる俺が、こいつだけはわからねぇ。72Kg・・・いや、今は75Kgか・・・いやもっとあるんじゃないか?かなり嫁の前ではサバよんでるな・・・本当の体重がわからねぇ。」
「あ!!」
「どうした伊集院?」
「朝田先生、し、心臓がありません。」
「な、なんだって?」
「お、おばけだからか?」
「くそ、心臓がなければチームドラゴンでもどうしようもねぇ・・・」
「せ、先生どうします?」
「仕方ない、ヤツに頼むか・・・」
「ヤツって?ま、まさかブラックジャック。」
「だ、ダメです、彼は免許無い上に法外な報酬を請求するようようです。そんなお金ありません。」
「しかし患者を助けるためだ!!」
「呼んだかい?朝田先生。」
「ブラックジャック先生。」
「あとは頼む。」
「ん?こいつぁーおばけじゃねいか。そんな手術は無理だ。」
「お、おい何とかしろよ、ブラックジャック。」
「無理だな、俺は今から自分で自分の腹を手術しなきゃなんなくなった。あとはあの女にでも頼みな。」
「ま、まさか・・・」
「ま、まさか・・・」
「そう、あの女、大門未知子。」
「フ、フリーランスの外科医に頼めるか!!しかも『失敗しないので』とか言いながら後で晶さんがメロンを持って法外な請求書持ってくるんだろ?」
「しかし、もうあの女しかいない・・・」
「せ、先生、おばけさんの息が・・・」
「お、もともとは『初心者』という言葉が原因だろ?なら心療内科医の田口先生に頼もう。そう、あの『グッチ』に。」
「だ、ダメだ。ヤツは呼べない。」
「何故?」
「ヤツを呼ぶと厚労省の白鳥も来る。白鳥が来ると『やれ殺人だ!!やれ医療事故だ!!』と火の無いところに煙を立たせる。」
「く、くそ~。もう打つ手はないのか・・・」
「せ、先生・・・おばけの息が・・・」
「仕方ない・・・トリアージのblack tagを付けとけ・・・。」
ピィ---------------------(心電図の音)。