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経産相 難航のドーハ・ラウンドは見直し必要12月16日 9時41分
WTO=世界貿易機関の閣僚会合でケニアのナイロビを訪れている林経済産業大臣は、難航している貿易の自由化交渉=「ドーハ・ラウンド」について、「新しいアイデアが必要だ」と述べ、加盟国全体が8つの分野で合意することを目指している包括的な交渉を事実上終結し、特定の分野に絞るなど見直しが必要だという考えを示しました。
2001年から始まった貿易の自由化交渉=「ドーハ・ラウンド」は先進国と新興国の間で利害が対立し、交渉が難航しています。
これについて、林経済産業大臣はWTO閣僚会合の初日の議論を終えたあと記者団に対して、「長年交渉を続けていても難しい側面がある。足並みをそろえて一緒にやっていくのではなく、新しいアイデアが必要だ」と述べました。
さらに、林大臣は「特定の分野や有志の国のみでの交渉にやり方を変えるべきだ」と述べ、農業、鉱工業品、サービスなど8つの分野で加盟国全体が一括して合意することを目指している包括的な交渉を事実上、終結したうえで交渉分野や参加国を絞るなど見直しが必要だという考えを示しました。
林大臣はこうした考えを15日、閣僚会合の議長を務めるケニアのアミナ国際貿易長官に伝えたということですが今後、新興国などからは反発も予想されます。
これについて、林経済産業大臣はWTO閣僚会合の初日の議論を終えたあと記者団に対して、「長年交渉を続けていても難しい側面がある。足並みをそろえて一緒にやっていくのではなく、新しいアイデアが必要だ」と述べました。
さらに、林大臣は「特定の分野や有志の国のみでの交渉にやり方を変えるべきだ」と述べ、農業、鉱工業品、サービスなど8つの分野で加盟国全体が一括して合意することを目指している包括的な交渉を事実上、終結したうえで交渉分野や参加国を絞るなど見直しが必要だという考えを示しました。
林大臣はこうした考えを15日、閣僚会合の議長を務めるケニアのアミナ国際貿易長官に伝えたということですが今後、新興国などからは反発も予想されます。