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[東京 21日 ロイター] - 日本証券業協会が21日発表した11月公社債投資 家別売買高(除く短期証券)によると、外国人投資家は1兆8004億円の買い越しとな った。買い越しは17カ月連続。ドル/円ベーシスが拡大したことが背景にあるとみられ ている。 同時に発表された11月国債投資家別売買高によると、超長期債では、生損保の買い 越し額は2200億円にとどまった。11月時点では外債投資を優先させていたとの見方 が出ていた。中長期債に関しては、再び海外投資家の需要が目立ち、長期債5700億円 、中期債1兆6900億円買い越した。 JPモルガン証券・チーフ債券ストラテジストの山脇貴史氏は「ドル調達市場のひっ 迫が年初に若干緩めば、中短期債の需給ひっ迫も多少は緩和されるだろうが、1月以降は 日銀による国債買い入れが増加し、4月以降は国債発行も減額となる。金利上昇余地は限 られそうだ」とみている。 短期証券を除いた公社債投資家別の売買高は以下の通り。 (単位:億円 マイナスが売り越し) 売付額(A) 買付額(B) 差引(B)─(A ) 都市銀行 35,501 27,124 -8,377 地方銀行 10,993 14,897 3,904 信託銀行 36,400 35,091 -1,309 農林系金融機関 2,809 5,226 2,417 第二地銀協加盟 1,110 2,507 1,397 行 信用金庫 4,113 5,845 1,732 その他金融機関 1,381 3,009 1,628 生保・損保 4,896 7,098 2,202 投資信託 5,478 6,364 886 官公庁共済組合 484 744 260 事業法人 98 1,732 1,634 その他法人 1,094 1,130 36 外国人 45,343 63,347 18,004 個人 495 176 -319 その他 124,781 86,098 -38,683 債券ディーラー 326,752 326,230 -522 ─────────────────────────────── ─────── 合計 601,728 586,618 -15,110
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