中曽根元首相 海洋の安全保障で新機構創設を

12月16日 16時47分

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中曽根元総理大臣は、東アジアの海洋の安全保障をテーマにしたシンポジウムであいさつし、中国が海洋進出の動きを強めていることを念頭に、中国を含む関係各国が参加し、定期的に意思の疎通を図る場として、新たな機構を創設することを盛り込んだ独自の提言を発表しました。

中曽根元総理大臣は１６日午後、東京都内で開かれた東アジアの海洋の安全保障をテーマにしたシンポジウムであいさつしました。
この中で中曽根氏は、中国が南シナ海などで海洋進出の動きを強めていることを念頭に、「世界の経済発展の要となっているアジア・太平洋地域の安定と繁栄を確保するためには、関係国が相互の信頼・協力関係を強化し、相違があれば、法とルールに基づき、平和的に解決を図っていくことが不可欠だ」と述べました。
そのうえで中曽根氏は、東アジアの海洋の安全保障を促進するため、日本やアメリカ、ＡＳＥＡＮ＝東南アジア諸国連合の加盟国など、中国を含む関係各国が参加し、定期的に意思の疎通を図る場として、新たな機構を創設することを盛り込んだ独自の提言を発表しました。