インドネシアで爆弾テロ計画か ＩＳ支持者ら逮捕

12月21日 15時50分

インドネシアのジャワ島などで爆弾テロを計画したとして、過激派組織ＩＳ＝イスラミックステートの支持者ら９人が、インドネシアの警察に逮捕されました。

逮捕されたのは、過激派組織ＩＳの支持者５人とインドネシア国内のイスラム過激派組織のメンバー４人の男ら、合わせて９人です。
インドネシアの国家警察によりますと、男らは今月、インドネシアのジャワ島やスマトラ島、それにカリマンタン島の３か所で爆弾テロを計画した疑いがもたれています。今月１８日から翌日にかけて、警察はジャワ島の中部ジャワ州など３つの州の男らの潜伏先合わせて５か所を相次いで捜索し、男らを逮捕するとともに、爆弾の原料となる化学物資や起爆装置の一部のほか、爆弾の製造に関する資料などを押収したということです。
警察によりますと、男らはＩＳから資金提供を受けていたということで、地元のメディアはアメリカやオーストラリアの当局から今回のテロ計画に関する情報提供があり、ジャワ島にある首都ジャカルタの警察署などが標的だったと伝えています。警察では、ほかにも逃走中の共犯者がいるものとみて捜査を進めています。
世界で最も多い２億人を超えるイスラム教徒が暮らすインドネシアからは、５００人以上がＩＳの戦闘員などとして中東に渡ったとみられており、治安当局はＩＳの影響を受けたテロへの警戒を強めています。