京都で、馬鹿大学に通うために、一人暮らしをして、初めての体調の絶不調である。外国語の授業だけ無理に出て、あとは自主休講にして家で定期的な吐き気と不快感を味わいながら、ぼんやりしている。
朝日新聞には子供の貧困というテーマの連載があり、人気コンテンツである。
しかし、人気な内容に差があるような気がした。この差というのがジェンダー論のレポートに使えそうな気がしたので、あまり考えず表にした。
自分が明らかにしたかったのは、子供の年齢や性別でソーシャルメディアの反応は変わるかということである。
同情に差は出るか？といったものだ。
自分は容姿が醜い男だが、同情されたことが少ない。容姿が悪いからだと感じている。大学内では女はある一定の容姿水準を達すると大事にされる。男も容姿が良いと女ができる。
とりあえず表を見てみよう。
| 記事タイトル | 掲載日 | ブクマ数 | シェア数 | 子供の年齢（ピックアップ時）と性別 | 内容 |
|---|---|---|---|---|---|
| 保護された姉妹、１カ月ぶり入浴 親子が月４万円で生活 | 2015/10/10 | 340 | 13456 | 7歳女、4歳女 | DVをしてしまう男性と発達障害の女性の間に生まれた姉妹 月4万の生活で食事や風呂に入れない様にまで困窮 現在は母子で生活支援施設で暮らす |
| 成人までの２年「福祉の空白」親失踪の兄妹、施設頼れず | 2015/10/11 | 130 | 3678 | 18歳男、17歳女 | 両親離婚後、児童養護施設へ 中学卒業後に父と同居するが、生活は散々たるもの 現在は弁護士の支援などもあり、兄は工場で正社員 妹は工事関係で働きなんとか生活をする |
| 友達ほしさに万引き重ね 母子家庭の１９歳、保護観察に | 2015/10/12 | 29 | 1517 | 19歳男 | 3歳の時に両親離婚 母子家庭で育つ 友人関係などで、万引きなどを非行を重ねるように 現在は就労支援を受ける施設に入所 |
| ３年間放置、乳歯１０本が根だけに 母子家庭の９歳 | 2015/10/14 | 73 | 2711 | 6歳男、12歳女 | 4年前に母は離婚 母子家庭へ 長男は難病持ちである 生活は困窮 長男は虫歯が進行しているのに母は気づいていたが、医療費の差額の補助の間が長いことに耐えられず、放置 乳歯は全て根だけに、永久歯2本が虫歯に 現在は生活保護受給 |
| 「貧乏なのに進学した罰」 風俗で働く短大生 | 2015/10/15 | 445 | 10382 | 20歳女 | 幼いころは裕福な生活を 小学のころに両親が離婚し、母子家庭へ 生活保護を受けて育つ 工場でアルバイトをして高校の学費を稼ぐ、有利子奨学金で短大へ 数ヶ月居酒屋のバイトで教科書代などを稼ぐも限界に 現在は就職活動などのため効率よく稼ぐために風俗で働く まだ就職先は決まっていない |
| 「ティッシュって甘いんだよ」幼い姉妹、母と空腹の日々 | 2015/12/19 | 258 | 7672 | 9歳女、8歳女 別の家庭13歳女 | 2つの家庭が取り上げられている 1つは夫からのDVに耐えかねず5年前に母娘で飛び出した家庭 役所でも冷たくされ母はキャッシングを繰り返すことに 塩を舐めたり貰い物のティシュを噛んで飢えを紛らわすほどまで生活は困窮 3年前に小児科医の力で生活保護を受給 もう一つの家庭は夫の浮気や、事業不振で離婚 母はパートやスナックで働く 無料の塾や、支援をする食堂などに通い始め、なんとか前向きに |
| 「うちはこれ以上無理」母子家庭、諦めさせたバスケの夢 | 2015/12/20 | 308 | 2822 | 16歳女、6歳男、2歳男 別の家庭9歳男、7歳女、4歳男 | 2つの家庭が取り上げられている 1つは持病持ちの母 なんとか正社員で働くが、長女が小学生の時にミニバスケの夢を諦めさせる もう一つの家庭は母がダブルワークで月10万円を稼ぐ つくしやたんぽぽを食べる生活にまで困窮した時も DVで離婚し、養育費が入ってこない 母も母子家庭育ち |
日にちなどの違いがあるために単純比較は出来ないが、一番はてなブックマークを集めたのは風俗で働く短大生だ。
はてなの皆さんは風俗で働く女の子に注目しやすいのかもしれない。
非行を重ねてしまった19歳の男には注目しない。コメントを見たがやはり同情する声は少ない。
歯がなくなってしまった難病持ちの男の子には、腎臓の持病持ちだが裕福な家庭のお陰でまだなんとかなった自分には、相当考えさせられるものがあったが、73しかブックマークは集まっていない。
女の子は同情を集めやすいのかもしれない。皆、風俗で働く女の子は天使のように見えて、グロテスクだが、神秘性や美しさを感じるのかもしれない。
そんな話には注目がいきやすい。自分だってそんな話を求めている時がある。
男というのは美しい物語になりにくい。グロメンの自分も微塵もなりそうにない。
読んでいると、苦しいが、自分がこの人達よりも恵まれているという快感があった気がする。
自分は最低なのかもしれない。
とりあえず、どう解決をするかということを、同情に差ができる恐れがあるということなしで解決しようとするのはやめたほうがいい。
風俗で働く女の子に同情するだけでは、テレビ局がつくる女が主人公の終戦記念ドラマで泣くだけなのとおなじになってしまう。
ロールズの正義論をAmzonで簡単にクリックして買える自分は醜いがまだマシだ。