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 来年1月に南米で開催される自動車レース、ダカール・ラリーの市販車部門で3連覇を目指すトヨタ車体(愛知県刈谷市)が、ドライバーの1人に、同社社員の三浦昂(あきら、32)を起用する。チームで初の「社員ドライバー」だ。

 1995年からダカール・ラリーに参戦してきた同社はこれまで、監督やナビゲーターに社員を起用してきた。今年8月に会社創立70年を迎えたのを機に、今後の車両開発に向け、ドライバーの人材育成も必要と判断。2007年からナビゲーターを務めてきた三浦に白羽の矢を立てた。

 三浦は広報室に所属。業務の傍ら、6月からテスト車両などで訓練に励んだ。デビュー戦となった10月のモロッコ・ラリーでは、市販車クラスで優勝。無事に完走したことで今回の起用につなげた。