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沖縄振興予算 今年度より10億円程度増12月21日 18時55分
政府は来年度予算案の編成で焦点となっていた沖縄振興予算について、麻生副総理兼財務大臣と島尻沖縄・北方担当大臣との閣僚折衝の結果、今年度の当初予算を10億円程度上回るおよそ3350億円とすることを決めました。
沖縄振興予算を巡っては、安倍総理大臣が平成33年度まで毎年3000億円台を確保する方針を表明し、内閣府は来年度予算案の概算要求で今年度の当初予算よりおよそ90億円多い3429億円を求めていたもので、アメリカ軍普天間基地の移設計画で政府と沖縄県の対立が続くなか、その取り扱いが予算編成の焦点の1つになっていました。
そして21日午後、麻生副総理兼財務大臣と島尻沖縄・北方担当大臣の閣僚折衝が財務省で行われ、来年度の沖縄振興予算は今年度の当初予算を10億円程度上回るおよそ3350億円とすることが決まりました。
具体的には、ことし3月にアメリカ軍から返還された西普天間住宅地区の跡地利用を促進するための交付金と、子どもの貧困対策の事業費として、それぞれ新たに10億円程度が計上されました。また、概算要求に盛り込まれた本島北部地域で大型観光拠点を整備するための調査費や、那覇空港の第2滑走路の建設事業費なども計上されることが決まりました。
そして21日午後、麻生副総理兼財務大臣と島尻沖縄・北方担当大臣の閣僚折衝が財務省で行われ、来年度の沖縄振興予算は今年度の当初予算を10億円程度上回るおよそ3350億円とすることが決まりました。
具体的には、ことし3月にアメリカ軍から返還された西普天間住宅地区の跡地利用を促進するための交付金と、子どもの貧困対策の事業費として、それぞれ新たに10億円程度が計上されました。また、概算要求に盛り込まれた本島北部地域で大型観光拠点を整備するための調査費や、那覇空港の第2滑走路の建設事業費なども計上されることが決まりました。
島尻大臣「沖縄のためになる振興に精一杯努めたい」
島尻沖縄・北方担当大臣は記者会見で、「総額いくらというよりは、1つ1つの項目について、どう沖縄県民に寄与するものなのか、そこをポイントに説明してきたつもりだ。基地と振興はリンクしないということは申し上げてきており、今後も国の立場として、沖縄のためになる沖縄振興に精一杯、努めていきたい」と述べました。