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【格闘技】

井上尚弥が1年ぶり防衛戦に自信

2015年12月21日 紙面から

弟・拓真(左)を相手に高速パンチを披露した井上尚弥=横浜市の大橋ジムで(山崎照朝撮影)

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 WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ(29日、東京・有明コロシアム)で同級1位ワルリト・パレナス(32)=フィリピン=の挑戦を受ける王者井上尚弥(22)=大橋=が20日、横浜市内のジムで練習を公開。弟・拓真(19)と2ラウンドの、パンチを当てないマスボクシングを披露し、1年ぶりの防衛戦に自信を見せた。

 昨年暮れ、アルゼンチンの英雄、オマール・ナルバエスを2回KOし、日本選手最速で2階級制覇を達成したが、その際に右こぶしを痛めて手術した。「100%できている。1年間やってきて、こぶしも回復している」と井上。父・真吾トレーナーも「フィジカルトレをしっかりやった。走り込みが多くできて、右は前以上に打てる」と話す。

 挑戦者は24勝(21KO)6敗1分け。大橋秀行会長は「今までの相手の中でパンチはある」と警戒。井上も「それだけは慎重に行く」と気を引き締める。

 世界戦を前に、高校の同級生だった咲弥さんと結婚したことを公表した。「責任感を感じる。試合でしっかり見せなければ。いい試合をして今年を締めたい」と、米ラスベガス進出を見据えた。 (山崎照朝)

 

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