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【大相撲】白鵬「優勝40回」宣言2015年12月21日 紙面から
大相撲で史上最多の35回優勝を記録している横綱白鵬(30)=宮城野=が20日、東京都内のホテルで記念パーティーを開いた。ことしの初場所で33回目の優勝を飾り、大鵬の32回を抜いた。森喜朗元首相、歌舞伎役者の中村獅童、角界から九重親方(元横綱千代の富士)、本紙評論家の北の富士勝昭さんら850人がお祝いに駆けつけた。白鵬は次なる目標として「一つ一つ積み重ね、大台の40でしょうね」と宣言した。 白鵬は感慨深く振り返った。「日本の経済成長とともに、勇気と希望を与えてくれた大鵬さんの記録に、44年の時を超えて、歴代の横綱が目標にしてきたところに上乗せできた」。昨年の九州場所で32回に並び、ことしの初場所であっさりと史上最多記録を打ち立てた。 簡単に塗り替えたかのように見えるが、そうではないことを白鵬が一番知っている。「勝つことの難しさは、(横綱として初めて休場した)秋場所で感じました」。一人で戦ってきたわけではない。今回のパーティーを開いたのも「支えてくれた人に恩返ししたい」という思いからだった。 名古屋場所で35回まで優勝回数を伸ばし、前人未到の地を突き進む横綱だが、さらなる目標をしっかりと定めている。どれだけ上乗せしたいかと聞かれ、40の数字を口にした。あらためてこの場で2020年の東京五輪まで現役続行の意思表明しただけに、これも通過点になるかもしれない。 馳浩文科相が「いつの日か土俵を去ることになる。それ以降も国技大相撲のため、指導者として尽くしてもらいたい」とあいさつした。このパーティーを前に自ら紋付きの家紋をデザインしたという白鵬は、「きょう初めて披露します。よく見れば33にも見える。子供の名前にある羽(という漢字)にも見える」。相撲、日本文化への思いを形にした。 2016年はどこまで優勝回数を伸ばしていくのか。「一番の敵は自分自身」と言い切った。 (岸本隆) PR情報
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