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富士山保全の報告書 ユネスコに提出へ12月21日 17時44分
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世界文化遺産に登録された富士山の保全のため、再来年まで登山者数の調査などを行い、3年後までに望ましい登山者数を示すなどとした報告書が、文化庁の文化審議会で了承され、来月中にユネスコに提出されることになりました。
おととし世界文化遺産に登録された富士山を巡っては、ユネスコから登山者数の抑制など保全状況に関する報告書を提出することが求められています。
山梨・静岡両県などがまとめた報告書の内容が、21日開かれた文化庁の文化審議会で説明され、再来年まで登山者数の調査と研究を行い、3年後の平成30年の夏までに登山道ごとの1日当たりの望ましい登山者数を示すことなど、詳しい内容が紹介されました。
これについて、審議会では「富士山を訪れる登山者の管理など指摘を受けた点はすべて盛り込まれている」と評価する意見が出され、特に異論などはなく了承されました。
国は来月中にユネスコに報告書を提出し、来年7月にトルコのイスタンブールで開かれる世界遺産委員会で審査される見通しで、今回の報告書がどう評価されるかが焦点となります。
文化審議会の西村幸夫部会長は「望ましい登山者数を示すには、3年くらいの調査が必要だ。山梨・静岡両県が協議し、指摘に対し誠実に対応したと受け止められるのではないか」と話しています。
山梨・静岡両県などがまとめた報告書の内容が、21日開かれた文化庁の文化審議会で説明され、再来年まで登山者数の調査と研究を行い、3年後の平成30年の夏までに登山道ごとの1日当たりの望ましい登山者数を示すことなど、詳しい内容が紹介されました。
これについて、審議会では「富士山を訪れる登山者の管理など指摘を受けた点はすべて盛り込まれている」と評価する意見が出され、特に異論などはなく了承されました。
国は来月中にユネスコに報告書を提出し、来年7月にトルコのイスタンブールで開かれる世界遺産委員会で審査される見通しで、今回の報告書がどう評価されるかが焦点となります。
文化審議会の西村幸夫部会長は「望ましい登山者数を示すには、3年くらいの調査が必要だ。山梨・静岡両県が協議し、指摘に対し誠実に対応したと受け止められるのではないか」と話しています。