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五輪エンブレム311件に絞り込み2次審査に
12月21日 13時07分

五輪エンブレム311件に絞り込み2次審査に
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2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムについて、組織委員会は1次審査で1万件余りから311件に絞り込んだことを明らかにし、21日から2次審査に入りました。
大会のエンブレムは応募された1万4599件のうち、要件を満たした1万666件について、今月15日から3日間1次審査が行われ、組織委員会によりますと、311件が通過したということです。
2次審査は、組織委員会の有識者会議「エンブレム委員会」のメンバーのうち、デザインの専門家など10人余りで行われ、21日朝から都内の組織委員会のオフィスで始まりました。
審査員が311件についてモニターに映し出された作品をチェックしたあと、担当者から作品のコンセプトの説明を受けたり競技会場での装飾やグッズなどへの展開例を確認したりして、投票や話し合いで次の審査に進む作品を選ぶということです。また、審査の様子は透明性を高めるために前回に続き冒頭の一部がインターネット上で公開され、作品を審査員が確認する様子が配信されました。
2次審査は22日まで行われ、100件から200件に絞り込まれる予定です。そして1月7日から3日間行われる「エンブレム委員」の審査で3、4件の最終候補が選ばれ、来年の春に決定する予定です。

宮田委員長「甲乙つけがたいいいもの集まった」

エンブレム委員会の宮田亮平委員長は「より厳しい審査をした結果、予想より少ない311件に絞られたが、甲乙つけがたいいいものが集まっている。今回も非常に緊張感のある雰囲気のなかで真剣に審査が行われているが、多くの方から寄せられた熱い思いをしっかりと受け止め審査を進めていきたい」と話していました。
また、白紙撤回された前回のエンブレムの審査過程で不正投票があったことについて、「反省するべきことが最初に出てきたのでいい教科書になったと思う。今回の審査でも『ああいった事がないように』と言うことは、常に頭の中に置いてやっている」と話していました。

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