知っているとダメになる動画講座 |
こ・・、ここはプロアニメーターたちによる前章の補足なんだけど・・・ いいこと! 勘違いしないでよ?! ここに書いてあることは、すべてここだけの話なんだからね! 間違っても、しゃべった当人を詮索したりしたら ゆるさないんだからね!! |
いい演出さんって、思い切ってフィルムを切り刻める人が多いんだよね。 フィルム(アニメムービー)のリズムのすばらしさに定評がある(自主規制)監督と いっしょに仕事をしてみて思い知ったんだけど・・・ 原画抜く抜く カット切る切る・・・ 容赦なし。 書き手の苦労や思いなんぞ何処吹く風。 まったく容赦なくぶった切り。 あれが出来るからこそ監督なんだろうね。 (某アニメーター) |
はい、ビンゴ!! もうその通り! これ何度もやったんです私。(笑) とあるアニメで青龍刀を振り回すシーンがあり、○゛ャッ○ー○ェ○のフィルムを そのままパクって作画しました。(笑) もちろんフル原画、中割り無しで。 結果・・・ とてももったりした、歯切れの悪い 到底武術の達人とは思えない動きになってしまいました・・・orz その後もいろいろやってみたけど・・・・全戦全敗。 リアルな映像と芝居が評判となった”人狼”って劇場アニメを見た人で、たまにあの作品が 実写をトレースして作画してると信じ込んでる人がいるんだけど あれって、ライブアクションやロト・スコープは一切使用してないんだよね。 あのリアルな絵もタイミングも、日本のアニメーターが試行錯誤を繰り返し 数知れぬ成功と失敗の中から産み出した奇跡の結晶で 実写のトレースなんかで描けるようなものじゃないってことを、 わかって欲しいなぁ。 感性の産み出すタイミングの方が、 本物よりリアルで現実的な心象を与えるという現実・・・ ソコにたどり着くまで、私はナン年損したのでショウ・・・悲しくなります。 (某有名スタジオ 作画監督) |
”動かす為の絵” ここに感覚が辿り着くにはプロでも相当大変なんですよ。 私は(自主規制)出身なので、”まず絵ありき”で始まったせいか 動きが硬くて硬くて相当苦労しました。 幸いその当時、○゛○゛○で作画監督をされている(自主規制)さんや、 ○○○の作画さんであった(自主規制)さんたちが (自主規制)のローテーション作画監督で入っておられ ”この才能無しの ド下手くそ野郎が!!” と厳しくも容赦ない愛の鞭を撃ち振るってくださったおかげで現在の私がおります。 当時は心底恨んでおりましたが、 現在は心底感謝しております。なはははは・・。 (某有名スタジオ 作画監督) |
前章は、経験値の浅いアニメーターさんにも読んでおいて欲しい章ですね。 意外にプロでも、ここに気がついてない人多いです。 ”超気持ちいい動き”は”超リアルではない”という現実。 これに気がついてる人は、若くても努力家で才能豊な人が多いです。 今、二十代前半の超若い連中の中に ド天才といわれるような人材がピョコピョコ出てきています。 5年後を楽しみにしていてください。 (某有名スタジオ 作画監督) |
人間の動く最中の絵って、煙や火や水と同じエフェクトなんですよ。 人は動いてる最中のパーツ・ディテールなんて正確に知覚できないんです。 ようは、動くポイントが作る「軌道曲線」と「シルエット」と「色面積」。 こいつ位しか知覚認識できないんです。 だから止まるポイントさえかっちり抑えてあれば 後はその3つに矛盾がなければ人にはそう見えるんです。 だから僕にとって”人”も”エフェクト”も全く同じ事なんです。 |
ただ、”色”にはそれぞれ固有に感じる”重さ”があるから その差には気をつけないといけないんだよね♪ |