ミネベアとミツミ電機は21日、2017年4月の経営統合に向けて協議・検討を進めていく基本合意書を締結したと発表した。車載向け機器やスマートフォン(スマホ)向け電子部品事業を拡大すると同時に、両社の技術を組み合わせることでIoT(モノのインターネット化)時代に合わせた戦略的な事業の創出を急ぐ。
両社の16年3月期の連結売上高見込みを単純合算すると約8500億円。経営統合により研究開発から生産、販売など幅広く効率化を進め、収益力を高める。
経営統合は株式交換を軸に進める。ミネベア傘下にミツミ電機が入る形になり、持ち株会社の形態にすることも検討する。統合新会社の会長兼社長には貝沼由久ミネベア社長が就任する。
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