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ロシア 北方領土に最新型の警備船 実効支配の強化か12月17日 4時06分
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ロシアの国境警備局が、北方領土に最新型の警備船などを配備する計画を進めていることが明らかになり、北方領土周辺の海域の警備態勢を強化することで、実効支配をより強めていくねらいがあるものとみられます。
これは、ロシア国境警備局の関係者が、NHKの取材に対して明らかにしたものです。それによりますと、北方領土やロシア極東のサハリン州に、ヘリコプター1機を搭載することができる大型の警備船と機関砲を備え時速70キロ以上で航行できる高速警備艇など、合わせて3種類の船を配備する計画が進められているということです。これらの船は、ウラジオストクにある造船所などで最終的な点検を受けていて、来年の春先をめどに北方領土などに順次配備される計画だということです。
ロシアの国境警備局は、北方領土では色丹島を拠点にして、これまでも日本の漁船を拿捕(だほ)するなど、海域の警備に当たってきましたが、最新型の警備船などを配備することで、態勢を強化したい考えです。
ロシア政府は、択捉島と国後島で合わせて400近くの軍事関連施設の建設を進めるなど、北方領土を国防上、重視する姿勢を示していて、海域の警備態勢も強化することで、北方領土の実効支配をより強めていくねらいがあるものとみられます。
ロシアの国境警備局は、北方領土では色丹島を拠点にして、これまでも日本の漁船を拿捕(だほ)するなど、海域の警備に当たってきましたが、最新型の警備船などを配備することで、態勢を強化したい考えです。
ロシア政府は、択捉島と国後島で合わせて400近くの軍事関連施設の建設を進めるなど、北方領土を国防上、重視する姿勢を示していて、海域の警備態勢も強化することで、北方領土の実効支配をより強めていくねらいがあるものとみられます。