カイロ=翁長忠雄
2015年12月21日10時31分
カイロ郊外サッカラにある古代エジプトのツタンカーメン王(紀元前14世紀)の乳母マヤの墓が発見から19年を経て近く一般公開される。ダマティ考古相が20日、記者会見で発表した。マヤが幼いツタンカーメンをひざに乗せた浮き彫りが残っている。政府は新たな観光名所にと期待を寄せている。
マヤの墓は1996年にフランスの考古学調査団が発見し、発掘調査などが続いていた。
墓は3部屋と一つの地下室から成り、ツタンカーメンとマヤの浮き彫りは入り口から最初の部屋にある。2人は向き合い、マヤはツタンカーメンの顔に手をかざすようなしぐさをしている。ダマティ氏によると、ツタンカーメンは王の正装をしている。
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