2015年12月21日16時04分
東芝は21日、不正会計問題の影響で公表が遅れていた2016年3月期の業績予想について、純損益は5500億円の赤字と発表した。リーマン・ショック後の09年3月期の3988億円の赤字を上回り、過去最悪となる。
本業のもうけを示す営業損益は3400億円の赤字の見通し。09年3月期の3091億円の赤字を上回り、過去最悪になる。売上高は6兆2千億円で、前期の実績を6・8%下回るとした。
赤字が続く家電事業のリストラ策では、家電などのライフスタイル事業で、3割にあたる約6800人を削減する方針だ。工場の売却にともなう異動や再配置、早期退職などをおこなう。テレビなどの開発拠点の青梅事業所は閉鎖し、パソコン事業は、16年4月1日をめどに分社化する。法務や人事などのスタッフ部門でも、約1千人を対象に、再配置や早期退職の募集をする。
東芝は午後5時20分から、室町正志社長が記者会見を開き、説明する。
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