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中国で大規模地滑り 原因は残土の崩壊か12月21日 12時26分
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中国南部広東省で20日起きた大規模な地滑りでは、90人以上と連絡が取れなくなっていて、中国政府は、現場近くに積み上げられた残土などが崩壊したことが原因ではないかとみて調べています。
中国南部広東省深セン※の工業団地で20日に大規模な地滑りが起き、工場や民家など33棟の建物が土砂に埋まるなどし、その範囲はおよそ38万平方メートルに上っています。
地元政府によりますと、付近の住民900人余りは安全な場所に避難して無事だということですが、今も91人と連絡が取れなくなっているということで、警察や消防など2900人が懸命の救出活動を行っています。
地滑りについて中国政府の国土資源省は、周辺の山の斜面は崩れていないことを指摘したうえで、建設現場から持ち出された大量の残土などが急な角度で積み上げられた末に崩壊したことが原因だとする初期の調査結果を発表しました。
新華社通信によりますと、建設現場の残土の管理に関しては行政当局による審査や認可の対象になっているということで、残土が適切に管理されていたのかについても当局が調査を進めています。日本総領事館によりますと、これまでのところ、日本人や日系の企業が巻き込まれたという情報は入っていないとしています。
※センは「土」へんに「川」
地元政府によりますと、付近の住民900人余りは安全な場所に避難して無事だということですが、今も91人と連絡が取れなくなっているということで、警察や消防など2900人が懸命の救出活動を行っています。
地滑りについて中国政府の国土資源省は、周辺の山の斜面は崩れていないことを指摘したうえで、建設現場から持ち出された大量の残土などが急な角度で積み上げられた末に崩壊したことが原因だとする初期の調査結果を発表しました。
新華社通信によりますと、建設現場の残土の管理に関しては行政当局による審査や認可の対象になっているということで、残土が適切に管理されていたのかについても当局が調査を進めています。日本総領事館によりますと、これまでのところ、日本人や日系の企業が巻き込まれたという情報は入っていないとしています。
※センは「土」へんに「川」
日本人も多く住む街
広州の日本総領事館によりますと、地すべりが起きた深センには、去年10月の時点で5334人の日本人が在留届を出しているほか、ことし10月までに電子機器やOA機器の日系企業など530社が進出しているということです。日本総領事館によりますと、これまでのところ、日本人や日系の企業が巻き込まれたという情報は入っていないとしています。また、深センに進出している日系企業などで作る深セン日本商工会は「会員の企業に被害は出ていないが、下請け企業などへの影響を調べている」としています。
※センは「土」へんに「川」。
※センは「土」へんに「川」。