「あの・・・アメリカに「利益」を有されている他の国家の事情はどうなるんでしょう。:内田樹氏」
憲法・軍備・安全保障
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毎日新聞読んだら、元陸上幕僚長という人が安保法制は「国を守るという観点からは大きな前進だった」と語っていました。
「集団的自衛権の限定的な容認や日米同盟の強化などは抑止力を高めることにつながり、『他国に戦争を挑ませない国』という姿勢を示せる」んだそうです。
世界最大の軍事力を持っている国が世界各地で「他国に戦争を挑まれている」頻度世界一という現実と彼の主張はどう整合するのでしょう。
「アメリカが今ほど戦争をしていなければ、アメリカはもっと戦争をしなければならなかっただろう」ということの論拠はどこかにあるのでしょうか。
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アメリカの「撤退」について昨日の集会でお話しました。
撤退の論よりも、撤退反対の論の方が僕には興味深く思えました。
アメリカはこれからも世界の警察官であり続けるべきだと主張するWSJの外交コラムニストはこう書いています。
「アメリカは小さな政府をめざすという理由で世界から撤退してはならない。小さな政府を実現しても、国防が弱ければ、大きな自由は得られない。アメリカは独立国家として世界にさまざまな利益を有しており、それを守るため過去200年間、外国と戦争してきた。政府の存在意義は自由を守ることにあるが慢性的に不安定で略奪的な国が好き勝手に振る舞っている世界では、自由を守ることはできない」(B・スティーブンス、『撤退するアメリカと「無秩序」の世紀』)
あの・・・アメリカに「利益」を有されている他の国家の事情はどうなるんでしょう。
ももしかするとアメリカ自身が「慢性的に不安定で略奪的な国」であって、それが「好き勝手に振る舞っている」せいで、自分たちの自由が守られないと思っている人々が「アメリカに挑んでいる」のでは・・・という疑念はこのコラムニストの脳裏には一瞬も浮かばなかったようです。

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