一先ずの目安として、レート2000を達成したのが8/15日、当時はまだ2100プレイヤーがいない状態でしたので、順位的には57位でした。その後レートを2043まで伸ばした折に16位を達成、その後何戦かした後、諸事情により二週間近くレートから離れることとなりました。
個体紹介まずはここで、順繰りに使用個体の解説を行っていきたいと思います。
ただ、長くここで解説を行うと見辛いと思われる方が多いと予想されますので、事前に技構成や努力値などの早見表を用意させていただきました。





以下詳細な解説となります。
1メタグロス 2サザンドラ 3ゴルーグ 4サンダー 5ブルンゲル 6ヘラクロスの順番で行っていますので、随時スクロールをお願いいたします。
1 メタグロス
このPtの主軸、メイン3の大エース。私の相棒です。
今回は、とある知人(仮にKさんとします)と、私が手厳選で出したS実数値-1めざ岩控えめ色シャンデラと、B実数値-1色陽気メタグロスをトレードし、色違いの個体の採用となっております。めちゃくちゃ格好良いです。繰り出すたびにテンションが上がりっぱなしになっています。
色違いの画像が用意できなかったため通常色での御紹介となります。
型は私がS8で考案した、対面性能の高く、かつ相手を嵌める能力がある身代わり最速3ウェポン型を採用。抜きエースと汎用ATをこなす、我が軍きってのアタッカーです。後述しますが、このパーティにおける選出率は2位。エースたる堂々の活躍振りと言えるでしょう。
★技の選択について★ いま思いますとS8の記事でも、構成について深く言及していなかったように思いますので、今回はしっかりと技についてもお話していきます。
今回の構成の見所は身代わりを採用している点。これは速いポケモン全般に言えることですが、物理アタッカーの身代わりは強い。非常に利便性の高い技です。
具体的には、遅いポケモンの鬼火を躱せるということ。また、メタグロスは本来苦手とするバシャーモに対し、守る読み身代わりを決めることで、こちらの消費Hpは1/4のまま相手のエースクラスのATを処理することができます。さらに、ギルガルドのシャドーボールを一旦身代わりで受け、相手の深読み(キングシールド読み交代読みつっぱりや、交換読み交換)を誘い、地震を刺していくことができます。他にも、クチートとラスト一体同士で対面してしまった場合、一旦地震を打ってから身代わりを挟みます。これにより、相手の安定択であるはたき落とすを受けた後にも身代わりを張れるため、不意打ちを一発スカし、フィニッシュに持っていくことが可能です。
鋭い読みと深いメタグロスへの知識が必要ですが、ハマれば簡単に3タテができる性能が、身代わりによってさらに磨き上げられております。
次に、前述した通り地震。これは、地震がサブウェポンとして優秀だからではなく、他の3ウェポンとの相性からチョイスしました。例えば身代わり+地震でギルガルドや削れたバシャーモを。冷凍パンチ+地震で襷ガブリアスへの接触回数を減少させる。思念+地震でヘラドランの並びへの圧力となります。
このように、他の3ウェポンとの相性から地震を選びました。命中100技で、アイアンヘッドの次に真っ当な打点となる技です。
そして、ボーマンダやガブリアスへの遂行として冷凍パンチ。
安定と範囲を優先した打点として思念の頭突きを選びました。
メタグロスの技構成をお話すると、「鋼技切り」をよく驚かれることがありますが、技構成にスムーズに入ってくるバレットパンチは、鋼打点としてでなく先制技として採用するものであり、「コメットパンチを採用するのはピクシーの起点になりたくない時だけ」というのが結論となりました。
今回バレットパンチを採用していない理由は、こちらの控えにサンダーやサザンドラといった、相手のSを落としたり、上を強引に取ることが可能なポケモンがいるためです。
★主な役割対象と動きについて★ 今回のメタグロスは全抜きも視野に入る構成を取っているため、基本的にはサザンドラ他、手持ちで相手を削ったり足を奪ったりしたのちに繰り出し、強引にタテっていくのがメインの動きとなります。ただし、特定の相手に対しては初手に繰り出していっていいと思われます。
★特定の相手1 バシャーモワントップのPT 相手のメガエースがどう見てもバシャーモ一体しかいないPTに対しては、初手はメタグロスを繰り出し、メガシンカをしながら思念の頭突きをぶっ放します。メガ且つS補正のバシャーモはほぼ存在しません。意地でなければ火力が足りない点や、メガバシャーモの利点である耐久上昇に合わせてHpに振る型が多いためです。そのため、初手は突っ張って思念を打つことで、守ってきた場合は一旦バック、交換読みで突っ張ってきた場合は9割でほぼ勝負が決まります。
また、バシャーモワントップのPTは削りを入れてくるポケモンが多い(ステルスロックを撒いたり、トンボルチェンを回すなどして、メガバシャーモの圏内に強引に押し込もうとするため)という印象があります。他にも、バシャーモと組み合わせやすいポケモンの多く(サンダー、ナットレイ、ニンフィア、サーナイト等)が、メタグロスと相性がよくありません。そのため、基本的にはゴリ押しが効きます。
但し、一概にメタグロスがバシャーモと相性がいいわけではないということをしっかりと覚えておくのが重要だと思います。メタグロスを初手に投げて一撃で吹き飛ばせばいいから、裏はバシャーモに弱くていい。ではなく、あくまでもブルンゲルでしっかりと受けるけれど、強気にメタグロスで圧力をかけていくのだ、と思いましょう。
決して安定する戦法ではないので、メタグロスだけでバシャーモを処理しようとして読み外したら負けてしまいます。
★特定の相手2 バンドリマンダなど、ボーマンダ軸PT ボーマンダはサザングロスに出てこないという主張もあるかもしれませんが、ボーマンダというポケモンは、サンダーがいようがサザンドラがいようがメタグロスがいようが、1体でも起点にできるポケモンがいれば他はお構いなく出てきます。それくらいのスペックが700という数字にはあるということなのでしょう。実際、ボーマンダのKPと選出の比率はかなりの高数値を叩き出しています。原因はおそらく、ブルンゲルとゴルーグ、ヘラクロスの存在でしょう。
これらのうち一体でも初手に出てくれば、竜舞ないし身代わりの起点にし、そのまま3タテを狙えてしまうほど、こちらのPTのボーマンダへの圧力は薄いです。
反面、初手に繰り出しあったメタグロスとボーマンダの相性は最悪。ここでアドバンテージを取ることで、Pt単位で重いポケモンは一気にこちらの有利サイクルの開始点となります。
但し注意点として、こちらの基本行動はメガシンカしつつ冷凍パンチであるという点を忘れないでください。ボーマンダは確かに相性最悪の対面ですが、選出次第では裏に引くことができずに突っ張って地震を打ち込んできます。ここで仮に相手のボーマンダが最速であれば、殆ど負けが確定してしまうでしょう。
このように、特定のメガポケモンに対して逆転的に有利を取れるメタグロスですが、それはあくまで一瞬のチャンスを作るものであって、油断すれば逆3タテも免れません。
初手に出して抜いていくことも十分可能ではありますが、あくまでも削りを入れてから潰しを効かせる汎用アタッカーです。
★ダメージ計算★★火力面
耐久無振りメガガルーラに対して、思念の頭突きで最低乱数切りで2発
耐久無振りサーナイトに対して、冷凍パンチ、地震何れも確定2発
耐久無振りメガヘラクロスに対して、思念の頭突きで確定1発
HP特化メガヘラクロスに対して、思念の頭突きで低乱数1発
HB特化サンダーに対して、冷凍パンチで中乱数2発
★耐久面
補正なしガブリアスの地震を鮫肌ダメージ込確定耐え
補正なしガブリアスの岩石封じ+地震を確定耐え
特化ランドロスの地震を最高乱数切り耐え
特化メガボーマンダの竜の舞込み地震を確定耐え
特化カイリューの竜の舞込み地震を確定耐え
特攻4振りメガゲンガーのシャドーボールを確定耐え
特化メガフシギバナの目覚めるパワーを確定3発
無振りギルガルドの攻撃二段階上昇影打ちをHP75%以下で確定耐え
特化メガクチートのはたきおとすをHP75%以下で確定耐え
特化パルシェンの攻撃二段階上昇つらら針を確定13発
補正無しキノガッサのマッハパンチを身代わりが高乱数耐え
2 サザンドラ
今回の我がPTの名投手。気合玉よりも流星群のほうが命中率が悪いという、愛嬌もあります。
相手のゲッコウガなどの高速アタッカーを上から縛り、また、スカーフ持ちのガブリアスなどの動きを抑制します。
前期から使用しているスカーフサザンドラですが、今期は少し型を変更し特殊一本へ。また、耐久調整を施すことで、特殊へのある程度の繰り出し性能を確保しました。
★技の選択について★ 今回は特殊一本での採用ということで、臆病を選択したため、メインウェポンは流星群と悪の波動としました。
PT全体で少し重めな相手の鋼ポケモンへの打点として大文字を採用。初めは火炎放射を持たせていましたが、顔文字が可愛い知人の実況者さんとの対戦時、微妙に火力が足りず痛い目を見たことや、クチートへのダメージの幅から、大文字に変更をしました。
最後の一枠は、気合玉かとんぼ返りかで最後まで迷い続けていましたが、最終的にはバンギラスやギャラドスといった、突然来ると処理が追いつかなくなるメガポケモンへの打点として、気合玉で落ち着きました。
他の候補技として、ラスターカノンや電撃波、リザードンへの打点としてストーンエッジ等も上げられましたが、今回のサザンドラは攻撃に下降補正をかけていることや、打ちたい相手とPT自体の重いポケモンがかぶらない点から、今回は採用を見送りとしました。
★主な役割対象と動き方について 今回はこだわりスカーフ持ちということで、言わずもがな高速アタッカーの役割を持っています。
流星群や悪の波動などを押しつけつつ、苦手な相手からはメタグロスへバックするという動き方を中心に、相手の積みエースなどに大文字や気合玉を刺していくのがメインの立ち回りとなります。
極論HPが1でも残っていれば仕事ができるポケモンなので、序盤から終盤まで長く生き残らせて置きたいポケモン。
浮遊という特性と、スカーフによる高い素早さから、相手のガブリアスやゲッコウガといった終盤抜きのポケモンを始末していきます。また、サザンガルド等のメタグロスが極めて苦手とする相手に対して、頻繁に繰り出しをしていくことがありました。
★ダメージ計算★★耐久面
補正なしゲッコウガの冷凍ビームを確定耐え
補正なしゲンガーの気合玉を確定耐え
ステルスロック込み無振りボルトロスの目覚めるパワー氷を確定3
★その他
スカーフ込み補正なしスカーフガブリアス抜き
HP16n-1調整
特攻補正なし全振り
残数値防御振り
3 ゴルーグ
特殊受けという役割を持ち、且つサザングロスの相性補完枠として仕事をこなす今回のメイン3の一角。
鉄の拳、不器用、ノーガードという三種類の特性の中から、今回はノーガードを採用しました。ストーンエッジや爆裂パンチを放つ際のリスクを軽減しつつ、相手に負荷をかけていくサイクル意識です。
また、対面処理が難しいリザードンやバシャーモをしっかりと片付けてくれる、まさに燻銀な仕事ぶりを見せてくれました。
★技の選択について 今回技構成を決めていくにあたって、大前提となったのは「ストーンエッジと爆裂パンチを採用する」という点でした。
最初にゴルーグを育成するにあたり、特性はノーガードか不器用で考えていましたが、不器用によって生まれるメリットとPTの相性が良くなかったため、ノーガードで決定しました。
この点から、ノーガードを使う以上は命中不安の高火力技を打たなければ嘘だ、となり、ストーンエッジと爆裂パンチが自然と入る形になります。すると残る枠は二つとなりますが、ここもすんなりと決まった印象があります。
候補としては、最高打点として地震。四倍狙いの各種三色パンチと、一応一致技であるシャドーパンチ。少々トリッキーになりますが高火力のシャドーダイブ。サーナイトやニンフィア等にも安定して打てるヘビーボンバーあたりが挙がりました。
ヘビーボンバーは魅力的でしたが、そもそもフェアリーには、後だしをするほど耐久力があるポケモンではないですので、今回はピンポイントで刺しに行くものは切って、安定した打点となる地震を採用。
対面から、スカーフやラムの実を持ったガブリアス、死に出しからボーマンダ等を仕留めるための冷凍パンチを搭載しました。
他三色パンチは、少々打点を持ちたい相手に対しての火力が足りない節がありましたので採用は見送りました。シャドーパンチとシャドーダイブは、抜群で通る相手をそもそも確定で削りきれない場合が多く、地震を2発打つのと殆ど変らなかったため、今回はこちらも不採用です。
★主な役割対象と動き方について★ 今回は突撃チョッキ持ちの個体を採用ということで、言わずもがな、役割対象は特殊となります。
特に対電気の役割が強く、ボルトロス ライボルト ライコウ サンダーに繰り出していくことが多いです。
基本的には、ブルンゲルを選出する際などに、相手がボルトチェンジによって展開するサイクル戦を阻害し、相手の裏と対面を加味しつつ地震やストーンエッジ、場合によっては爆裂パンチを打ち込んでいきます。攻撃の実数値は159と僅かに心許ないですが、技の火力が平均して高いため、交代際に刺す一撃で強引に相手を突破できる場合もあります。
対面からリザードンに対して勝つこともできる(リザードン検定一級の腕がある場合に限る)ことに加え、たいていの攻撃は一発耐え得る耐久力を持っているため、初手性能もそれなりにあり、選出機会は非常に多いです。
対ガルーラにおいても、いわゆる猫不意打ち両立ガルーラ以外には、殆どの場合対面から爆裂パンチを打てるため、けして不利ではない勝負を仕掛けることができます。そのため、ボルトガルーラの並びに初手から積極的に繰り出していき、ボルトロスをキャッチしつつ流れを引き寄せることができました。
PT単位で苦手なルカリオ、バシャーモ、ミミロップ、ボルトロス、リザードンなどに強い圧力がありますが、相手がそれに気付かず初手に相性のいいポケモンを繰り出してくることもあるので、場合によっては非常に有利に戦況を動かすことが可能です。
爆裂パンチで混乱を誘うことで、こちらの交代の際のリスクを軽減できるのも魅力の一つです。
ただし、後述のダメージ計算にもあるように、物理方面は案外ペラペラなので油断は禁物です。
★ダメージ計算★★耐久面
特化メガリザードンXの逆鱗、フレアドライブを何れも確定耐え
特化メガリザードンのオーバーヒート、ソーラービームを何れも確定耐え
補正なし命の球持ちボルトロスの目覚めるパワー氷が超低乱数3発 (約3%)
無振りボルトロスの目覚めるパワー氷が低乱数5発
無振りボルトロスの草結びが確定3発
補正なし拘り眼鏡持ちライコウのシャドーボールが超低乱数2発(約10%)
補正なしメガライボルトの目覚めるパワー氷が低乱数4発
特化命の球持ちウルガモスの大文字を中乱数2発
補正なしメガゲンガーのシャドーボールが確定2発
無振りメガゲンガーのシャドーボールが高乱数2発
特化命の球持ちギルガルドのシャドーボールが確定2発
特化ギルガルドのシャドーボール+無振りギルガルドの影打ちを中乱数耐え
特化ガブリアスの逆鱗+鮫肌ダメージを確定耐え
※特化メガクチートの不意打ち 確定1
※特化メガガルーラの不意打ち 低乱数1
★カイリキーとの差別化について カイリキーの劣化と度々指摘を受けたゴルーグですが、明確な違いは"耐性"の面にあります。 電気無効、格闘無効、ノーマル無効。これは非常に優秀なステイタスであり、電気無効というポイントが、突撃チョッキとの明確なシナジーを生み出しています。
特殊型が多い電気への繰り出しの安定性、ボルトチェンジを許さないカット能力、加えてこちらは影踏みなどで縛られないためゲンガーナンスへの強い抑止力にもなります。
カイリキーのほうが能力値の面では一枚上手ですが、一致地震を打てるという一つの要素も差別点となっています。
受けループに繰り出した際ギロチンをくらわないという神ポケモンです。
加えて、その気になればメガヤドランを突破してくれます。(撃破数12体)
余談ですがポケモン超不思議のダンジョンのゴルーグがとても可愛い。
4 ブルンゲル
ガルーラへの憎しみから生まれた玉クラゲ。物理受け能力は僅かに乏しいものの、対バシャーモ、対メガガルーラにおいて凶悪なまでのストッパー性能を発揮する獣。
調整はサザングロス界隈の同胞であり先達のサザングロサーでもあるオクランさんのものを一部拝借しました。
オクランさんのブログ
【サザングロス厨の引き笑いなブログ】
★ 技構成について★ ブルンゲルの技は個人的には自己再生は確定として、ほかをチョイスしていく形になると思います。
鬼火は安定した遂行技として、挑発はナットレイやカバルドンの起点を防ぐ意味で採用しました。 Cは上記の通りの振り具合で、波乗りでHDファイアローを十分な試行回数で押し切れるようにしてあります。
★主な役割対象と動き方について★ 言わずもがなガルーラとなります。また、雨エースなどには特に強いこともあり、積極的に繰り出していきます。
ローブシンやバシャーモといった格闘全般の攻撃も、ナモの実を持つことで安定して受けきることができ、電気を強力に誘う事でゴルーグの役割対象を誘き寄せる役割もあります。
ガブリアスなどは対面から受からない程度の耐久力しかないため、物理受けとしての過信は禁物。物理龍の処理はメタグロスの領分です。
また、ゲンガーやゲッコウガなど、強烈な有効打を持っているポケモンの多くが、交代読みで悪の波動やシャドーボールでなく、引き先になりやすいサザンドラやヘラクロスに打点となるヘドロ爆弾、催眠術、冷凍ビームを打ってくることが多い為、強気に一手居座る必要がある場合がありますが、ゲンガーの191シャドーボールのほか、ゲッコウガの悪の波動はナモの実との兼ね合いで耐えられる為、比較的安心して鬼火や波乗りを居座りで打つことができました。
もちろん役割放棄に近い動き方ですが、サザンドラのこだわり解除の為にのこしておけば十分な際などは、強気に突っ張った経験がかなりあります(相手視点殆ど沼突っ張りなので、twitterで非常に御相手に怒られることになります。)
ブルンゲルは一度役割対象外のダメージを受けるだけで役割が死ぬ繊細なポケモンですので、維持しきれない場合は素早く切る決断力が必要になるというのが、個人的な感想です。
そのため、役割対象への迅速な遂行、それを阻害してくる相手へ確実に負荷をかけていくことが重要になります。
総括として、呪われボディは対ガルーラ以外はあてにならないということがよくわかりました。強烈な特性ではありますが、それでも所詮は3割。一撃技と同程度の確立に頼るのであれば地割れや零度を打つほうがまだ諦めもつくと思います。
最悪ブルンゲルで呪おうという考えは、一度として成功した試しがなかったため、オススメはしません。
一方で、やはりこのポケモンの役割集中破壊能力は確かなもので、物理面での一極攻撃は殆ど捌ききってくれます。ナモの実でも確かな性能を感じることができましたので、オボンでの使用ならば更に明確な力を感じることができるでしょう。
今回はHDファイアローが重かったため、少々耐久面を削っての調整になっていますが、基本的には数値の足りないポケモンですので、そこを強く見ない場合はHBに振りきるくらいの気持ちで行くのが良いかもしれません。
スイクンの熱湯などを挑発込で完全に縛り、交代させることもしばしばありました。
挑発によりナットレイなどを完封できるのが強さを感じさせましたが、ここまで特攻に振る以上は祟り目を採用視野に入れるのもよいかもしれません。
★ダメージ計算★★火力面
HP実数値209ガルーラの身代わりを波乗りで確定1発
HD特化ファイアローを波乗りで確定2発(乱数の幅によりますが4~6の試行回数で打倒可能)
★耐久面
ステルスロック込特化メガクチートのじゃれつくを確定耐え
特化メガバシャーモのはたき落とすがナモの実込み確定3発
特化メガガルーラのグロウパンチ(メガシンカ無しによる1段階上昇)+地震確定耐え
補正なしガブリアスの地震が最高乱数切り3発
特化拘り鉢巻き持ちファイアローのブレイブバードをHP75%以下で確定耐え
補正なし命の球持ちゲンガーのシャドーボールを確定耐え
特化拘り眼鏡持ちサザンドラの悪の波動をナモの実込み確定耐え
補正なし命の球持ちゲッコウガの悪の波動をナモの実込み確定耐え
5 サンダー
Kさんから頂いた(図太い準理想ボルトとトレードした)ポケモン。
一般的な穏やかサンダーとなります。
メガリザードンの何れの最高火力の攻撃をも耐え切り、電磁波を叩き込みます。
身代わりの前には土下寝するしかありません。
シーズン後半でヒートロトムとチェンジすることとなったポケモン。
準伝説だけある圧倒的高耐久から、電磁波を打ち込むことに命を賭ける。
★技構成について★ 穏やかサンダーのテンプレートである熱風放電羽休め電磁波。
慎重HDファイアローに勝つため、麻痺期待値の高い放電と、ラティハッサム牽制のため熱風を採用。
毒やめざ氷が欲しい場面が何度となくありましたが、最終的には繰り出されるランドロス、ガブリアス、マンムーに一定以上の働きができるヒートロトムへスイッチする形でPtから脱退しました。(というか増やしたPpが勿体無く感じ技を変えられなかった)
★主な役割対象と動き★ 基本は特殊受けとして、トゲキッスやサザンドラといったポケモンを相手取ります。
今回はレパルガッサなどへの対策として防塵ゴーグルを持っているため、キノガッサやフシギバナの前でも強気に熱風を押していけました。クチートに対しても、熱風を押してから羽と不意打ちで択ゲーを仕掛けられる他、サザンドラに一任しているゲンガーとゲッコウガの処理をある程度兼任できるので、どうしてもサザンドラが出せない時などはメタグロスの裏に控えて選出しました。
他にも、ラティハッサムなどの並びに一体で強烈な圧力になる、クレッフィの電磁波を無効にできるワンクッション、瞑想スイクンを二度目の眠るまで安定して追い込める、ギルガルド相手に放電で削りを入れるなど、役割の幅は広かったように感じます。
基本はリザードンの機能停止が目的ですが、最近チラホラと姿が戻り始めた身代わりリザードンYに殺戮されることが幾度かあったため、ケアの効きやすいヒートロトムへと入れ替えることになりました。
対ファイアローも兼ねますが、HD個体であるため剣舞ファイアローは受からないほか、交代読みでブレイブバードを打たれると試合が終了する場合もあります。
★ダメージ計算★特化メガリザードンXの逆鱗を確定耐え
特化メガリザードンYのオーバーヒートを確定耐え
補正なし命の球持ちゲッコウガの冷凍ビームを確定耐え
6 ヘラクロス
今回のメガシンカ2枚目。
剣舞ヘラクロスはサザングロス界隈最強の獅子 ペラさんのブログからアイデアを頂き、私なりにアレンジメントを施しました。
ペラさんのブログ【
Surfacebook】
ミサイル針をよく外す。ロックブラストもよく外す。相手のギロチンにはよく当たる。そんな子でした。
★技構成について★ 参考にしたところから、今回の受けループ対策枠として採用したのがこちらの剣舞ヘラクロス。こちらは受けループ対策としては不十分であるとする意見がちらほらと見受けられましたが、ゴルーグと並立することによって問題を複数解決しました。
前提となるのは剣の舞。受けループを落とす他、削れたクチートがクレセリアにバックしようとする場面で舞い、裏も含め強引に処理をしたり、ギルガルド対面で舞う、他にもヤミラミなどの鬼火による機能停止を許さず詰んでいくことなどがあり、案外と重宝しました。
次に採用したのが最高打点のミサイル針。
交換際のファイアローや、舞った後のエアームドグライオンへの打点としてロックブラストを採用しました。
最後の枠に地震を採用しているのは、剣の舞とコンボで後出しされるギルガルドを墓場にダストシュートするためです。
★主な役割対象と動きについて★
基本的には、クレセクチートや受けループに繰り出して、タイミングを見て剣の舞からの全抜きを狙う立ち回りとなります。また、どうしてもメタグロスを維持したままでキノガッサの相手ができないときなど、強引に上からミサイル針で処理をしたり、まれにメガ枠を同時選出するなどして型を誤認させるよう立ち回ることもあります。
PT全体がどくどくキングシールドコンボを使うギルガルドに弱いため、対面から引かなくても済むヘラクロスを採用。
インファイトを切ったのはこちらの裏にラッキーキラーとガルーラキラーがそろっており、打ちたい場面がほぼ無いためです。(竜の舞を積んだメガバンギラスやメガギャラドス相手にも、身代わりによって耐久力ダウンを狙ってくる可能性を考慮するとミサイル針が優先されるため)
また、攻撃ラインをこの高さまで維持することによって地震でメガバシャーモを確実に仕留めることが可能に。メガバシャーモはこちらのヘラクロスブルンゲルの並びを見てトリルを警戒することが多く、また、初速負けている可能性があるという発想が浮かびにくいのか、素直に守らず殴りかかってくることが非常に多かったです。
メタグロス同様、PT全体で重いバシャーモを場合によっては無傷で突破できる役割として重宝しました。
★ダメージ計算★★火力面
地震で、HP140振りメガバシャーモを確定1発
剣の舞2積み後ロックブラストで防御特化グライオンを高乱数5
★耐久面
攻撃4振りエアームドのドリルくちばしを確定耐え
状態異常込み特化メガゲンガーの祟り目を確定耐え(猛毒ダメージを一回まで耐え)
★そのほか
メガシンカ後最速キノガッサ抜き抜き調整
以上で、PTの紹介を終了したいと思います。
このPT全体の選出率は、一位がサザンドラ、二位がメガメタグロス。
三位がゴルーグ、四位がブルンゲル、五位がメガヘラクロス、六位がサンダーとなりました。
最高レートは2087、瞬間最高は16位、最終レートは1909となりました。
KPなど他情報も随時載せていくことになると思いますが、今回のこのPTでレート2100の大台に乗ることができなかったのはとても悔しくて悲しいです。
今期の構築は非常に自信があったものだったため、2056を達成したときには、正直2100に乗れるつもりでいました。
様々な要素があり、残念ながら道半ばにして倒れることになった私ですが、来季こそは2100に乗れるようがんばっていきたいと思います。また、この構築を使用して戦い続けた私のレートシーズン11のバトルを纏めた動画も投稿しております。
【
常に紳士且つスレンダーにレート2100を目指す】
また、変更を加えたヒートロトムについての調整は、動画第二回に合わせて投稿をさせていただきます。
何か質問がございましたら、こちらのコメント欄に書き込んでいただくか、ツイッターのほうまでよろしくお願いいたします。
ツイッター→【
@2525SAZIN】
長くなりましたが、ここまでご覧いただき、ありがとうございました。それでは、またの機会に。