派遣社員は、毎日のように「無断欠勤」をします。
これでその日中に連絡が取れればまだ良いのですが、連絡が取れずにそのまま居なくなる事もしばしば。これを業界用語では「バックレた」とか「飛んだ」と言います。
もちろん、無断欠勤されてハイお終い。ではありません。ここから、派遣会社は色々「やらなくてはならない事」が出てきます。
1:派遣先へ謝罪(電話)
基本的には、派遣先からの電話で無断欠勤している事を知ります。出勤しているかどうかなんて、いちいちこっちで確認しませんからね。で、ここで平謝り。
2:スタッフを追いかける
電話+メール攻撃をします。電話に出なければ、緊急連絡先に電話をかけます。
ここは基本的に親兄弟や結婚していれば夫(妻)の名前を書く人が多いですが、ここを「友人」などの血縁者以外にしている人は要注意ですね。飛ぶ可能性高めです。
3:進捗状況を派遣先へ連絡
ここで連絡が着けば良いですが、まあまず着きませんね。そしてここまでの中間報告を派遣先にします。ここから、午後にかけて再び電話をかけ続けます。
4:進捗状況を再度連絡
そして夕方。ここまで来て、やっと連絡が取れるスタッフがたまにいます。理由は大体が「具合が悪くてずっと寝ていた」というもの。そして明日以降は出勤が出来るか否かを確認し、無断欠勤すんなよと釘を刺します。そして派遣先へ連絡をします。
ここまで経っても連絡が着かなければ、明日以降電話をかけ続けるハメになります。
番外編:クライアントへ謝罪に行く
基本的には、コレは少ないです。でもゼロではありません。ただ、こういった場合は責任者が行くので、ぼくは行った事がないんですよね。わはは気楽。
番外編2:貸与品返せゴルァ
もし飛んだスタッフが現場から何かしらの貸与品(入館証とか資料とか)を渡されている場合、それを回収しなければなりません。
しかし、連絡がつかない場合がほとんど。そういう時は「奥の手」を使います。それは何かというと、
「それ返さないとお給料支払わないからね〜」
「それ返さないと盗難届出すからね〜」
「それ返さないと家に行くからね〜」
という、いわゆる「脅しメール」を送ってやります。そうすると、あれほど無視されていた連絡がすぐ取れるようになります。特にお給料メールは効果抜群です(笑)
あと「脅し」と書きましたが、実際に3つともやりますよ?
だって、それ返してもらわないと本当にクライアントからお金貰えないんだもん。やるしかないでしょうよ。逃さねえからなゴルァ!!
ここまでやれば、とりあえずは終了。あとは該当スタッフを「ブラックリスト」へ入れるだけです。同じ事されないようにね。
本当にコレだけ見ても、人を派遣するって難しい。トラブル起こす人ばかりだし、そもそも派遣社員やっているのってそういう人が多いからね。ぼくも含めて。
おわり。