過激派組織IS(イスラム)は、なぜ子ども達まで殺害の対象とするのか…

日本でも一時期、イスラム国のことが連日のように報道されていましたが、最近ではパリでのテロのような大きな事件でないと大きな報道はされいないように感じます。、イスラム国での幼児に対する卑劣な行為が話題になっていたためご紹介します。

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障害のある子どもまでもが殺害されています

以前動画で、3歳 、4歳、7歳の三人の子ども達に、ナイフをちらつかせたイスラム国(IS)の兵士が、子ども達自身に「3人の間でどの順番で死ぬか」を決めさせている様子などを公開していました。
今回ISの執行部は、神の布告であるファトワーという形で、「ダウン症や先天的障害のある新生児と、身体障害のある子どもを殺せ」という指令をISメンバーに発令しました。

ISの動きを監視しているイラクの機関「モースル・アイ」によると、イラクやシリアに住む障害児38名が、すでにISの手によって殺害されたことを確認したとのこと。
殺害方法は指令された通り、注射による毒殺もしくは絞殺。また、殺害されたのはいずれも生後1週間〜3カ月の子供です。

なぜ、子ども達まで殺害の対象になるのか

  • ダウン症児は、国外にいる兵士がイラクやシリア、アジアの女性と結婚して生まれるため、敵国の女性が生むものとされている
  • 「子どもでも、イスラム国に従わない国の子どもであれば、容赦しない」という支配地域へのメッセージ。
  • 残酷な動画を公開することで、支配地域の人々や他国に対する恐怖の象徴としてアピール。
  • イスラム国が侵略している地域の子供は、将来のイスラム国にとっての敵となるため

日本では、パリでのテロの後すぐに、「靖国神社のトイレが爆発した」というニュースがあり、ヒヤリとしたのは記憶に新しいです。あのときはイスラム国ではありませんでしたが、日本も狙われる可能性はゼロとは言えないようです。


勢力拡大の為に、忠誠を拒否すれば処刑、受け入れれば現金を与えるなどの恐怖心を植え付ける強行的な方法をとっているようですが、自分たちの力を誇示するように、色々な国の人や、子どもを殺害する動画を流しても、人々は恐怖するよりも怒ります。仮に、拡大に成功したとしても一過性のものになってしまうと思うのですが…日本では2020年に東京オリンピックが開催されるので、テロ対策をしっかりとしていきたいところです。

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