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【八重山日報・仲新城誠編集長インタビュー】「沖縄2紙は反権威のようで実は『権威』そのもの」「中国の国営放送そっくり」

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【八重山日報・仲新城誠編集長インタビュー】
「沖縄2紙は反権威のようで実は『権威』そのもの」「中国の国営放送そっくり」

仲新城誠氏(鴨川一也撮影)

 石垣市もかつては「革新の牙城」と言われてきた土地柄でしたが、この10年で大きく転換しました。保守系市長の誕生が一つの契機となり、柔軟な考えの若手市議が続々と誕生し、状況は雪崩のように変化しました。

 サイレントマジョリティーは確実に存在し、石垣では声を上げ始めている。かつて「革新の闘士」だった人ですら「自衛隊配備も仕方ない」と話すようになりました。一つのきっかけで変わる。沖縄本島でも同じように声が上がり始めれば、状況は劇的に変わる可能性があります。

 まずは、沖縄県民が毎日読まされている新聞の欺(ぎ)瞞(まん)性に気づくことが重要です。私自身も記者なので、記事の裏に込められている情報操作、県民を特定の方向に誘導しようとする意図が分かる。そういう隠された意図に気付いてほしいと思い、自分なりに情報発信に努めているところです。(千葉倫之)

 なかしんじょう・まこと 昭和48年、沖縄県石垣市出身。平成11年、石垣島を拠点とする日刊紙「八重山日報」に入社し、22年から同紙編集長。著書に月刊「正論」での連載をまとめた「翁長知事と沖縄メディア」(産経新聞出版)、「国境の島の『反日』教科書キャンペーン」(同)など。

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