それでも、朝鮮日報など複数の韓国メディアが「再訪問を妨げている」と指摘してきた『安モノ』『ぼったくり』『不親切』など“後進性”を免れない慣行はすぐには直らないだろう。訪問委はサービス改善に努めると強調する一方、「Kスマイルキャンペーン」という名の“安易”な企画も打ち出した。「韓国が笑えば世界が笑います」を合言葉に、「微笑国家代表」によるPR活動を展開するのだという。効果のほどは不明だ。
日中頼みの訪韓外国人観光客増
11月はじめにソウルで開かれた日中韓首脳会談で、2020年までに3カ国間の人的交流を3000万人に増やすことで合意した。今後、東アジア域内観光を促進するための取り組みを3カ国で推進することになる。
聯合ニュースによると、こうした動きを踏まえ、韓国訪問委の朴三求(パク・サムグ)委員長は「観光産業は今後韓国が発展できる重要な産業」と指摘したうえで、「中国や日本に近い韓国の地理的な利点を考慮すれば、韓国の人口の60%にあたる3000万人以上の観光客を誘致することができる」との見通しを示した。