タモリが華厳の滝の成り立ちを言い当てる 専門家も「学芸員ができる」 と称賛
19日放送の「ブラタモリ」(NHK総合)で、タモリが華厳の滝の成り立ちなどを見事言い当て、地元ガイドから称賛の声が上がる場面があった。
この日、タモリら一行は栃木県日光市にある奥日光を訪れ、各地の歴史・絶景スポットをめぐった。そんな中、中禅寺湖を訪れた番組後半からは元栃木県立博物館の学芸員、布川嘉英氏が登場し、解説を受けることになった。布川さんの登場には、タモリも「ようやく地学関係が出てきましたね」と期待した様子を見せていた。
布川氏が早速、高地で中禅寺湖はどうやってできたのかを尋ねた。タモリは「これはやっぱり男体山の溶岩がせき止められてできたということですかね」と答え、難なく正解した。
中禅寺湖はせき止め湖という部類の湖で、その成り立ちを知るには華厳の滝周辺が重要だという。そこで一行は、華厳の滝がよく見える絶景ポイントに移動することに。その絶景にはタモリも「すごいですね…」と感嘆していた。
ここで布川氏が気になるポイントを聞くと、タモリは溶岩が流れてきた方向に着目し、「この(男体山の向かい側の)山でせき止められたんでしょうね、溶岩が」と答えた。この予想も正しく、布川氏は「素晴らしい」と一言。現在の中禅寺湖は、今から2万5千年前に誕生した男体山の火山活動により、1万年かけてできた。男体山の裾野が川の流れをせき止め、溜まった水が中禅寺湖となったという。タモリは、華厳の滝周辺の地層が、溶岩層で構成されていることを見抜いていたようだ。
さらにタモリは、滝の下方部分に注目し「途中から水が出てますよね」「あそこは軽石とか、水を通しやすい層がひとつあるわけですか?」と聞いていた。この推測も正しく、華厳の滝には水を通しやすい軽石の層があり、そこが水で削れられることで上部の溶岩層も崩れていくというのだ。その影響で、滝は数万年単位の時間で、少しずつ中禅寺湖に向かって後退していったそうだ。
タモリの軽石をめぐる指摘には、布川氏も舌を巻いた様子で「いいところにお気づきですねぇ、学芸員できますね!」と褒め称えていたのだった。
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この日、タモリら一行は栃木県日光市にある奥日光を訪れ、各地の歴史・絶景スポットをめぐった。そんな中、中禅寺湖を訪れた番組後半からは元栃木県立博物館の学芸員、布川嘉英氏が登場し、解説を受けることになった。布川さんの登場には、タモリも「ようやく地学関係が出てきましたね」と期待した様子を見せていた。
布川氏が早速、高地で中禅寺湖はどうやってできたのかを尋ねた。タモリは「これはやっぱり男体山の溶岩がせき止められてできたということですかね」と答え、難なく正解した。
中禅寺湖はせき止め湖という部類の湖で、その成り立ちを知るには華厳の滝周辺が重要だという。そこで一行は、華厳の滝がよく見える絶景ポイントに移動することに。その絶景にはタモリも「すごいですね…」と感嘆していた。
ここで布川氏が気になるポイントを聞くと、タモリは溶岩が流れてきた方向に着目し、「この(男体山の向かい側の)山でせき止められたんでしょうね、溶岩が」と答えた。この予想も正しく、布川氏は「素晴らしい」と一言。現在の中禅寺湖は、今から2万5千年前に誕生した男体山の火山活動により、1万年かけてできた。男体山の裾野が川の流れをせき止め、溜まった水が中禅寺湖となったという。タモリは、華厳の滝周辺の地層が、溶岩層で構成されていることを見抜いていたようだ。
さらにタモリは、滝の下方部分に注目し「途中から水が出てますよね」「あそこは軽石とか、水を通しやすい層がひとつあるわけですか?」と聞いていた。この推測も正しく、華厳の滝には水を通しやすい軽石の層があり、そこが水で削れられることで上部の溶岩層も崩れていくというのだ。その影響で、滝は数万年単位の時間で、少しずつ中禅寺湖に向かって後退していったそうだ。
タモリの軽石をめぐる指摘には、布川氏も舌を巻いた様子で「いいところにお気づきですねぇ、学芸員できますね!」と褒め称えていたのだった。
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