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New Market Creation - 市場創造

株主優待と外国株がメインの投資家のブログです。株初心者の方にもに分かりやすく興味を持ってもらえるブログを目指しています。

私が資産に米国株を組み入れる理由

投資 外国株式

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アベノミクスの影響もあり、最近は株式投資に興味を持つ人が増えました。

「今日は儲かった。明日はどんな銘柄で勝負しようか」なんてワクワクしながら気になる会社の株価チャートを眺めたり、株主優待に興味を持って「この会社は優待にお米やギフトカードをくれるんだ」なんて、株主優待情報をチェックされている方もいるかと思います。

 

さて、突然ですがあなたの証券口座の持ち株を思い出して下さい。

何か変わった点はありますか?

  

不沈艦「日本号」は沈まない!?

よく思い出して下さい。

もしかして、持ち株全部が日本株だけって事はないですか?

 


「そうだとしたら何が問題なんだ!!」

 


待って下さい。声を荒げないで下さい。

 

株の格言に「卵は一つのカゴに盛るな」というものがあります。

大切な卵を全てを1つのカゴに入れていた場合、カゴを落としてしまったら中に入っていた卵は全部割れてしまうけれど、いくつかのカゴに分散させておけば他のカゴは無事です。
これは特定のものだけに投資するのではなく、分散投資をしてリスクを減らそうという教えです。

 


「あぁ、それなら大丈夫だ。食品株も建設株も医薬品株も買って分散させてある」

 

 

さて、果たしてこれは本当に分散になっているのでしょうか?

 

日本号という1つの船の中に大切な乗組員が全員で乗っていませんか?
海上で大嵐が日本号を直撃した時、全員無事に生還出来るのでしょうか。
一緒に沈没してしまわないだろうか。

 

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不安を煽るわけではないのですが、今の日本は少子高齢化が無視できない深刻な問題となっています。

 

町にあふれかえる老人達、減っていく子供。
更に財政再建や年金問題など頭の痛くなる問題を日本は多く抱えています。
ふと不安がよぎります。投資先を日本だけにしてしまって大丈夫なのか?・・・と。

 

分散投資先としての米国株

そういった理由で私は日本株の割合は資産の約30%に抑えています。
株主優待が好きなので、もっと割合を増やしたいのですが、ここはグッと我慢なのです。


さて、米国株と聞いて米国のどんな企業を思い浮かべますか?
実は意外にもあなたの身近に存在しています。

 

  • あなたの携帯に、もしリンゴの絵があれば米国企業のアップル社のものです。
  • 暑い日にシュワッと喉を潤してくれるコカ・コーラやペプシも米国企業です。
  • オムツのパンパースや髪の手入れにお風呂で使うパンテーンも米国P&G社の製品です。

 

他にも色んな米国企業の製品を日常生活でよく見かけます。私が日本株よりも多く米国株を資産として持つには理由があります。

それは、米国企業の増配率に注目しているからです。

 

長期投資するなら増配率に注目

あなたが投資を始めた理由は何ですか?

きっかけは人それぞれだと思いますが、お金を増やしたいという目的の方が多いのではないでしょうか。私もその中の1人です。

 

株式投資でお金を得るには主に2つの方法があります。

  1. 株式の売買によって儲ける方法(安く買って高い時に売り差額を儲けるなど)
  2. 企業が儲けた利益から、その企業の株を持っている人へ支払われる配当金を貰う方法。 

 

しかし、買った株が買値より下がれば逆に損をしてしまうし、企業が倒産してしまえば買った株式は価値を失いますので、注意が必要です。

 

私は後者の配当金を貰いながらお金を増やすという方法をとっています。
そこで、先ほど出てきた「増配率」というものが、この配当金に大きく関係してきます。

 

増配する企業の株を長く持ち続けると・・・

「増配」とは字のごとく、企業が株主に支払ってくれる配当金が前回より増える事を意味します。


日本でも最近は増配を意識した企業が増えてきましたが、米国ほど積極的ではありません。日本企業で連続増配は花王の26年がトップですが、米国には40年、50年と連続増配を続けてきた企業がゴロゴロいます。P&Gやコカ・コーラ、ペプシコもその中の企業です。

 

昔、私は配当利回りばかりを気にして株を買っていた頃がありました。
この企業は配当利回りが4%もある。2.5%しかない企業はダメだーなんて感じで。
増配率なんて気にも止めていなかったんですね。今思うとアホです。

 

ところが、長期的なパフォーマンスを考えた場合、貰える配当金が逆転する時が来る可能性がある事が分かったのです。

 

ここで例を1つ。

  • A社:配当利回りは3%だが、毎年の配当金は10%づつ増える
  • B社:配当利回りは6%の高配当。毎年の配当金は定額

ここでA社とB社に10万円分づつ投資を行い、毎年配当金を貰って経過を見る。
(税金は考えないとする)

 

結果

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1株あたりの配当金は、9年後に配当利回り3%だったA社がB社を追い抜き、16年後には2倍となりました。

増配率10%を維持するのは大変な事なのですが、米国株には過去10年の1株配当金の平均増配率が10%付近からそれを超える優秀な企業があるのです。例えばジョンソン・エンド・ジョンソンやマクドナルド、P&G、コカ・コーラ社など。

 

私は感動したんです。

 

増配の力とは、なんと凄いんだ・・・!
ここ何十年、何度も世界同時株安を乗り切り、なお増配を続けていける力を持った企業はなんて素晴らしい投資先なのだろうか。と。

 

株は時間をかけて大きく育つ

このような理由で私は運用資産に日本株だけでなく、米国株も多く組み入れています。

自分の資産を何に投資し、どういう割合で保有するかは完全に個人の自由です。

 

全額現金で銀行に預金しておこうが、昔の人の知恵である「財産3分法」に従って保有する財産を預貯金、株式、不動産という3つの資産に分散しようが運用の責任者は貴方自身です。

 

一刻も早く資産を増やしたいが為にリスクを大きく取って全てを失ってしまった方もいます。そんな破産する程リスクを大きく取らなくても、あなたの資産は雪だるまを転がすように、ゆっくりですが大きくしていく事は可能です。

 

投資で小さな失敗をすることは何度もありますが、大失敗しなければいくらでも貴方のもとにチャンスは巡ってきます。ゆっくりですが段々と大きくなっていく雪だるまを想像して、焦らず、時間をかけてゆっくり転がしていきましょう。

ゴロゴロとね。

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